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二子玉川ライズで地域連携イベント 「影響する」テーマに広場演劇上演

昨年開催時の様子

昨年開催時の様子

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 「タマリバーズvol.12広場演劇『あ、へんしん!』」が10月7日・8日、二子玉川ライズ ガレリア(世田谷区玉川2)で開催される。主催は多摩美術大学と二子玉川ライズ。

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 「タマリバーズ」は、「アートによる二子玉川の地域づくり」を目指すシリーズイベント。2011(平成23)年の二子玉川ライズ開業に伴い、同施設と同大上野毛キャンパスの学生たちが地域連携アートプロジェクトとして共同制作してきた。

 2016(平成28)年からは多摩美術大学のPBL(Project Based Learning)科目として、産学連携カリキュラムとして展開。アートやデザインが、なぜ社会と人間に不可欠かを「タマリバーズ」を通じて模索してきた。同大の学生が「新しい街ににぎわいをもたらす仕掛けづくり」をテーマに、企画立案や制作、演出、広報活動、公演を手がける。昨年までは、過去に上演された演目をベースに新たな創造を目指す「レパートリー・シアター」方式を取っていたが、今年からチーム構成も見直し、演出・構成チームが原案から企画したオリジナル作品を披露する。

 今年のテーマは「影響する」。タイトル名「あ、へんしん!」には、影響を受けて変わっていく「変身」と、変わり者のマレビト「変人」の意味を込めたという。内容は、遊園地由来のヒーローショーの悪役、古墳由来の豪族、多摩川由来のアユ、おいらんなど過去と未来から来たマレビトが、過去と未来の境界線上で「今」を生きる私たちとの触れ合うことにより、「過去から今」「今から未来」へと互いに影響を受け合って変化していく存在だということに気付いていく様子を描く。オリジナルデザインの衣装を身にまとった総勢20人ほどのパフォーマーが、身体表現を中心としたパフォーマンスを披露する。

 当日は、学生DJのナビゲーションの下、マレビトたちと交流を楽しみながらムーンウォークを体験するサブイベント「チェケチェケ☆ムーンウォーク講座」(12時30分~、14時30分~)のほか、地元の保育園「はじまりはじまりえん niko」「ロハスキッズ・センタークローバー」の園児と共同制作した横断幕を会場に飾る。

 プロジェクトリーダーの大野真央さんと前田遥来さんは「今年はコロナ禍での制限なしの開催となるので、自由に出入りしながら鑑賞できるようになっている。特に、マレビトたちが後ろ歩きするパフォーマンスに注目してほしい。来場したお客さん同士も影響し合っていることを感じ取ってもらえれば」と話す。

 開演時間は、11時~、13時~、15時~。観覧無料。

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