「心のバリアフリー教室」が2月22日、二子玉川駅(世田谷区玉川2)改札出口正面で行われる。主催は公益財団法人「日本ケアフィット共育機構」(千代田区)。
今年4月から障害者差別解消法の改正法が施行され、一般事業者にも合意理的配慮の提供が義務付けられることを受け、公共交通機関などでのシームレスな移動実現を目的に、移動支援啓発活動の一環として行う。
同法人理事の向笠高弘さんは「障がいのある人や高齢者などが、目的地に行く途中で他の交通機関などへ移動する際に、移動支援が途切れる空白区間が生まれる場合がある。駅や施設の職員だけではなく、一般の人が支援の必要性に気づき、手助けをすることにより、シームレスな移動支援の実現が可能になると考えた」と話す。
当日は、サービス介助士インストラクターのほか、同資格を有する東急電鉄の駅係員を講師に招き、移動における障がい者の困りごとや障がいの捉え方を学ぶほか、「多様な人への接遇とは?」として、障がい者が直面する社会的障壁、コミュニケーションのポイントなどを知り、「振り返りと共有」でシームレスな移動の課題と意義を共有する。参加者には名前入りの修了証を進呈する。
向笠さんは「東急電鉄の協力の下、初めて『心のバリアフリー教室』を開催することになった。教室では、障がい者から直接話を聞ける機会を設けるほか、どのような手助けができるかを演習するなど実践的な内容になっているので、気軽に参加してもらえたら」と話す。
開催時間は10時~、11時~、13時~、14時~、15時~。参加無料。事前申込制。