「ビオセボン 二子玉川 東急フードショー店」(世田谷区玉川2)が改装工事を経て2月23日、改装オープンした。運営はビオセボン・ジャポン(中央区日本橋小伝馬町)。
パリ発のオーガニック・スーパーマーケットとして、2020年にオープンした同店。コロナ禍を契機にテレワークなど働き方の多様化が進んだことによる、冷蔵・冷凍グロサリーの需要の高まりや、オーガニック農産物、自然派ワインのニーズに応えることを目的に、リニューアルを決めた。
改装では、アルコール類の取り扱いを始めたほか、約13坪増床した売り場に大型の冷蔵・冷凍ケースを設置し、弁当やサラダ、冷凍・冷蔵食品の品ぞろえを充実させた。店内では、プライスレールやカテゴリーサインを従来のペット材から紙材に変更、農産什器も国産間伐材を使うなど、サステナブルな取り組みも強化した。
デリカ部門では、日替わり「VEGAN(ビーガン)弁当」「ザ・低糖質弁当」や、「マクロパーフェクト弁当」「彩弁当」など約10種類の弁当を用意するほか、有機米の「おにぎり」や「たっぷり具材の8品目のVEGANサンド」「フムス&キャロットラペのVEGANサンド」などのサンドイッチ、ビオセボンのキッチンで作った「6種の有機野菜使用チキンのサラダ」「有機野菜使用グリーンサラダ」などのサラダなど、「簡便・即食・個食」ニーズに応える品をそろえる。
冷凍部門では、「アイスキャンデー」「ジェラート」などのデザートに加え、オーガニックの調理済み「冷凍野菜・果物」、秋山牧園の「チキンライス」「とりがらスープ」「からあげ」「とり焼売」などの総菜、北海道産氷室熟成有機牛の「ローストビーフ」「生ハンバーグ」「ひき肉」などの肉類など、調理の手間を省ける商品を販売する。
アルコール部門では、亜硫酸塩(SO2)無添加、ビーガン認証、バイオダイナミック農法(ビオディナミ)などの自然派ワインを約90種類用意するほか、クラフトジンやオーガニックビールなども取り扱う。
同社マーケティング部の井手内さんは「オーガニックに詳しい人だけでなく、オーガニックをこれから取り入れてみたい人にも分かりやすく買いやすい店にしていきたい。商品に関する質問や困りごとがあれば、気軽にスタッフまで声をかけてもらえれば」と話す。
営業時間は10時~20時。