「第19回桜新町ねぶたまつり」が9月21日、桜新町商店街(世田谷区桜新町1)で開催される。主催は桜新町商店街振興組合。
同祭は2004(平成16 )年に同商店街の50周年記念事業として始まった秋恒例のイベントで、見る側も見せる側も一体となって楽しもうと、同商店街だけでなく近隣の学校など地域全体で開く。
当日は、青森で制作した幅約5メートル・高さ3メートル超の「大ねぶた」、同祭オリジナル「サザエさんねぶた」のほか、今年新たに加わる都立工芸高等学校の学生が制作したねぶたの合わせて3基がパレード。桜新町交番前から長さ約300メートルのサザエさん通りを北上し、三井住友銀行前を回ってピーコックストア桜新町店前で折り返し、桜新町交番へ戻るコースで運行する。駅前通りとサザエさん通りがぶつかるT字部分には歩行者通路確保のためバリケードを設置する。
桜新町駅の西口と南口には、ステージを特設。和光小学校の和太鼓サークル、桜町小学校のパフォーマンスクラブ、都立深沢高校の軽音楽部や和太鼓部が演奏を披露するほか、地元のフラダンス、バレエ教室や、チアリーディングチームのパフォーマンスなども用意する。桜新町交番周辺には、地元の店が出店し、フードの販売などを行う。着付けのサービスが付いたハネト衣装の貸し出し(【数字は半角で】着=6,000円)を専用サイトで16日まで行う。ハネトとは、ねぶた祭りでねぶたと共に練り歩き、お祭りを盛り上げる踊り手のこと。うちわ8500枚と水2000本の無料配布も予定する。
商店街事務員の吉池拓磨さんは「青森市から本場のねぶたがやって来る。ハネトとしての参加も可能なので、一緒に跳ねて踊って楽しんでもらえれば」と話す。
ねぶたのパレード運行時間は19時~20時。雨天決行。サザエさん通りは15時から21時まで歩行者天国にする。中学生以上のハネト参加にはハネト衣装の着用が必要(小学生以下は浴衣での参加可)。