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玉川高島屋S・Cに衣料品回収ボックス 循環先4つを用意

「Depart de Loop Port」の様子

「Depart de Loop Port」の様子

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衣料・雑貨の回収ボックス「Depart de Loop Port(デパート デ ループ ポート)」が11月25日、玉川高島屋S・C(世田谷区玉川3)西館3階に設置される。

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 サステナブルな循環型社会の実現を目指す高島屋のプロジェクト「Depart de Loop」の一環。衣料品などを回収し、再生ポリエステルなどの資源に再生してきた。新設する回収ボックスは、不用品回収後の循環先を選べる4ボックスを設置。持ち込んだ衣料・雑貨を好みのボックスに投函してもらう。

 循環先は4つで、衣料を繊維に再生し、新たな衣料として再製品化する「BRING(ブリング)」、まだ使える衣料や雑貨を選別・再利用し、再流通先を通じて必要な人に届ける「PASSTO(パスト)」、ポリエステル繊維をリサイクルし、野菜や花などを育てることができる繊維培地に再生する「PLUS GREEN PROJECT(プラス グリーン プロジェクト)」、衣料を再資源化して土壌改良剤や肥料に再生する「CIRCULAR FARM(サーキュラー ファーム)」を用意する。

 運用開始に先立ち、11月15日には館内のごみ分別施設「リサイクルステーション」を50年ぶりにリニューアルした。分別品目も15品目から21品目へ細分化。コロナ下で使った飛散防止アクリル板512グラムを再利用した分別用の籠台車は、ごみの量が外から見えるように工夫した。レコテックの次世代型計量管理システムpool(プール)を導入し、品目ごとの廃棄量データをテナント単位で可視化するほか、各テナントが取り組む「リサイクル強化月間」では、廃棄物分別表を使った分別指導を行うなど、施設従業員のリサイクルに対する意識を高めることで、廃棄物の排出量14パーセント削減とリサイクル率3パーセント向上を目指すという。

 同社玉川事業部管理グループの真野彩音さんは「循環先を選択できるサステナブルな取り組み。当店を循環型社会のターミナルにしていきたい」と話す。

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