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二子玉川におにぎり店「山太郎」 大きい・握りたて・具だくさんコンセプトに

おにぎりのイメージ

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 おにぎり専門店「おにぎり・とん汁 山太郎 二子玉川」(世田谷区玉川3)が3月1日、二子玉川商店街にオープンした。

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 東京・大塚の人気店「おにぎり ぼんご」(東京都豊島区)で修業した樋山潤さん、千枝さん夫妻が「大好きなおにぎりと豚汁の店を開きたい」と2022年10月、雑司ケ谷にオープンした同店。「より多くのお客さまに山太郎の食事を提供していきたい」という思いから、二子玉川に出店した。

 コンセプトは、「大きい」「握りたて」「具だくさん」の三拍子がそろったおにぎり。潤さんは「具は印象に残るようにパンチのある濃いめの味付けにし、食べた時のふわっとした口ほどけの良さを大切にしているので、『おにぎり』とはいえ、ほとんど握っていないのが特徴」と話す。

 店舗面積は約12坪。席数は、カウンター=7席、テーブル=4席。握ってすぐに提供できるように、店は厨房(ちゅうぼう)を囲む白木のカウンターを中心とした作りにし、すし店のようにおにぎりを作るライブ感を楽しんでもらえるように工夫した。

 一つ約180グラムの米を使う大きなおにぎりは、「梅」「おかか」(以上330円)、「鮭(さけ)」「ツナマヨ」(以上370円)などの定番の具、「麻薬たまご」(370円))、「スパイシーアヒポキ」「ヤンニョムチキン」(以上420円)、「肉そぼろ卵黄」「ガーリックシュリンプ」(以上450円)などの変わり種まで27種類の具をそろえる。100円で具材を1つ増やせるほか、150円で倍盛りにもできる。米は新潟県上越市の契約農家から仕入れるこしが強く粒の大きさが特徴だという特別栽培米上越産コシヒカリを少し硬めに炊き、のりは肉厚で張りがあり香りが高いという九州・有明産のものを使う。

 サイドメニューは、昆布、国産本かつおの厚削り節、サバ・アジ・イワシの薄削り節を使っただし汁に大根、ニンジン、ゴボウなどの野菜、豚肉のうまみを合わせた「とん汁」(360円)、「お新香」(200円)を用意。

 「おにぎりの具材を心ゆくまで酒のつまみに楽しんでほしい」と、14日から金曜・土曜の夜限定で「酒と手巻きの店 夜山太郎」としての営業も始めた。メニューは、具材2種、3種盛りを自由に組み合わせられる「手巻き握り」(350円~)のほか、「和風ぽてさら」(550円)、「出汁(だし)巻き卵」(600円)、「蓮根(れんこん)と明太(めんたい)マヨサラダ」(400円)などのつまみ、新潟などの米どころを中心に仕入れた10種類以上の日本酒、自家製レモンサワー、ビールなどのドリンクを用意する。

 潤さんは「地元に愛される店に育てていきたい。温かくて大きくて、どこから食べても具に出合う握りたてのおにぎりのおいしさを味わってほしい。夜は、自分好みの具材の組み合わせを発見しながら、手巻きと日本酒のペアリングを楽しんでもらいたい。テイクアウトでも気軽に利用してもらえれば」と話す。

 営業時間は11時~15時。火曜定休。「酒と手巻きの店 夜山太郎」は、金曜・土曜=17時~21時30分。

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