
「第10回二子玉川エリアマネジメントシンポジウム」が6月1日、二子玉川ライズスタジオ&ホール(世田谷区玉川1)で開催される。主催は一般社団法人「二子玉川エリアマネジメンツ」。
同法人の活動や意義についての理解を地域住民に深めてもらおうと、2016(平成28)年に始まった同シンポジウム。昨年は90人近くの人が参加し、「大学と連携したまちづくり」をテーマに話し合った。
当日は、前半に「二子玉川ネイチャーズデイ2024」、同法人の産学連携イベント「Mizube “BUS” Base(ミズベ バス ベース)」などの活動報告や、本年度から始まる都市再生整備計画第2期の取り組みなどについて発表する。東京都市大学教授の西山敏樹さんと同大学院生の程原菜生さんも「東京都市大学との連携」について発表する。二子玉川史研究家の佐々木幹雄さんによるインプットトーク「二子玉川の歴史と成り立ちを学ぶ」も行う。
後半は、過去・現在・未来の3部構成で時間軸に沿って「過去を知り、未来を描く。二子玉川のこれまでとこれから」をテーマにパネルディスカッションを行う。オンラインでも配信する。主なパネリストは、「過去」が東急総合研究所社長の東浦亮典さんと名鉄プロパティマネジメント運営本部長の常木哲さん。「現在」が楽天グループサステナビリティ推進部の細川瑛代さんとふたこ麦麦公社社長の市原尚子さん。「未来」が石塚計画デザイン事務所社長の野渕幹生さんとビットメディア社長の高野雅晴さん。呼応表は世田谷区長保坂展人さんが行う。
併せて、住民や関係者から寄せられた思い出のエピソードなどで「まちの記憶」を紹介する展示「二子玉川記憶ミュージアム~二子玉川でのわたしたちのくらしの記憶を見つめよう~」を行うほか、過去の活動記録やプロジェクト紹介などの展示で10年間の軌跡を振り返る。
同法人理事で事務局長の内野洋介さんは「今年は10回目の記念開催。これまでに関わってくれた多くの人々への感謝を込めるとともに、二子玉川の歩みを改めて見つめ直し、これからのまちづくりの在り方を皆さんと共に考える機会にしたい。二子玉川で暮らす人、働く人、関わる人が、自分事として『まちのこれから』を考えるきっかけになれば」と話す。
開催時間は13時~16時45分。参加無料。要事前申し込み。