祖師ヶ谷大蔵商店街近くに「チャイニーズレストラン 欣喜」がオープンして2カ月がたった。店名の「欣喜」は「大喜びする」という意味の中国語から名付けた。
店舗面積は約20坪。席数は1階・2階合わせてテーブル席28席と、4人席・8人席の個室も設ける。店内は長野から取り寄せた古木などを多用し、テーブルや壁などにも木を多用した。テーブルの奥行きと幅を広くし、BGMにクラシックを流すなど「ゆったりと落ち着いて食事ができる」空間に仕上げた。
オーナーシェフの青木さんは「中国料理専門調理師 調理技能士」の資格を持つ。21歳から横浜中華街の「万珍樓」に10年以上、その後都内のホテルの中華シェフを5年、また料理長として都立大学や荻窪などの店を任された後、独立開業を果たした。「ゆっくりとくつろげる店づくりを意識した。料理は、素材を生かす広東、自由に料理を操る上海の良さを中心に、それぞれの良さを生かし、自分が今までに得た技術を生かし、伝統と創作など織り交ぜた値段に見合ったものを提供する」と青木さん。
食材は国産のものや契約農家からの野菜、旬の食材などを中心にし、「毎月変わるコース料理」や本日の「おすすめ料理」なども用意する。「おすすめ」は、サンショウやラー油がピリリと利いた「欣喜特製サンラーメン」(880円)、エビや豚、キクラゲなどが入った「絶品湯葉巻き蒸し」(580円)、オリジナルメニューの「豚の角煮 黒酢ソースあえ」(1,580円)など。ランチメニューも用意する。
調理技能士の資格を生かし、老人ホームや保育園などでの「食育」にも携わるという青木さん。「地元祖師ヶ谷で皆さまに愛されるよう一生懸命頑張る」とも。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分。ディナー=17時30分~22時30分(日曜は21時まで)。月曜定休。