二子玉川駅に今年もツバメが飛来-現在抱卵中でふ化間近

二子玉川駅構内の巣で抱卵中のツバメ(5月9日午後)

二子玉川駅構内の巣で抱卵中のツバメ(5月9日午後)

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 二子玉川駅構内のツバメの巣に4月末、1組のツバメのつがいが飛来した。現在抱卵中でふ化は間近とみられる。

構内の防犯カメラ上に作られた巣・今年は「未入居」

 二子玉川はツバメのエサ場である川(多摩川)が近いことから、昔からツバメの飛来や営巣が盛ん。カラス、ネコ、ヘビなどの「天敵」から卵やひなを遠ざけ人通りの多い場所への営巣を好むため、二子玉川駅近辺では多くのツバメの巣が確認されてきた。

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 1998年からツバメの繁殖を調査している「世田谷トラストまちづくり」野鳥ボランティアによると、4~5年前より二子玉川近辺へのツバメの飛来は「激減」。世田谷区全域では「緩やかな減少」傾向にある一方で、玉堤近隣では増加の報告もあるという。

 同駅構内には現在2つの巣が確認できるが、入巣しているのは改札近くの1つ。4月20日ごろに飛来し、現在はつがいと見られる2羽が交代して抱卵している。ツバメは卵を温め始めてから2週間前後でふ化し、ひなはおよそ20日後に巣立ちの時期を迎えると言われている。

 1日平均乗降人員(2010年度・田園都市線および大井町線)が10万人を超える同駅構内のツバメの巣は、改札近くで特に人通りの多い場所。同駅員は落下するふんへの対策として毎年ふん受けの「ひさし」を制作し、看板を立て周囲にコーンを設置し利用者に注意と理解を促している。同駅利用者からはふん被害を訴える声もある一方で、近隣の小学生が授業の一環で見学に訪れるほか、ツバメの姿を撮影するカメラマンの姿も多く見られるという。

 同財団では5月中旬にホームページ上で2009年から2011年までの世田谷区内のツバメ繁殖数調査報告を発表する予定。

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