世田谷区の都立砧公園（世田谷区砧1）で10月21日、「RUN FOR THE KIDS―アートとランを楽しむ親子ワークショップ」が開催される。主催は砧公園を拠点に活動する「レインボー アスレチック クラブ」。

アイロンをかけるだけで染色できる布描きクレヨンでTシャツに絵を描く

　同団体は、今年4月に上野毛在住の保護者と、元中学校教員で現在トライアスロンやランニングコーチを務める大西勇輝さんが立ち上げた、小学生対象のアウトドアスポーツクラブ。大西さんは活動について「はだしランニング、サーキットトレーニング、手押し車、馬跳び、ボールゲームなどさまざまな種目を取り入れて活動している。自然の中で楽しみながらもしっかりと体を動かすことで、元気な体とたくましい心を育てていきたい」と話す。

　18組の親子が参加した今年5月に続き2回目となる同イベント。無地のTシャツに布描き専用クレヨンで絵を描き、そのTシャツを着て砧公園の森の中の小径ランニングやしっぽとりなど親子で「ファンランプログラム」を楽しむ。「普段の生活では洋服に絵を描いたり、木の枝をジャンプしたり、草をかき分けて走ったりという機会はあまりないのでは。日頃できないことを緑豊かな砧公園で伸び伸びと楽しんでほしい」と大西さん。

　同イベントの参加費は、Tシャツ代などの経費を差し引いた全額を、小児がん治療中の子どもと家族のための「（通称）夢の病院」設立を目指すNPO法人「チャイルド・ケモ・ハウス」（大阪府）に寄付する。「前回参加してくれた子どもたちは、入院中の子どもたちが早く元気になるようにと願いを込めて、Tシャツにハートや星、虹、クローバーなどの絵を描いていた。今回もチャリティーの目的をきちんと伝えたい」とも。

　開催時間は、10時～12時と13時30分～15時30分。対象は5歳以上の子どもとその保護者で各回定員15組。 参加費は親子一組2,000円。雨天時は用賀地区会館で開催。申し込みは17日まで。申し込み方法はホームページで確認できる。