瀬田・環八沿いに4月3日、ベーカリー「La pagnotta(ラ・パニョッタ)」(世田谷区瀬田2、TEL 03-5716-3140)がオープンした。
店舗面積は約40平方メートル。店内は、白い壁と白木を基調にし「自然」な感じに仕上げた。オープンキッチンの工房でパンをこねたり焼いたりする様子も間近に見ることができる。
店名の「ラ・パニョッタ」はイタリア語で「おおきなパン」の意味。「いつも食卓の中心にあり皆でおしゃべりしながら1つのパンを切り分けて食べる楽しいひとときを提供したい」という思いを込めたという。
国産小麦を使い、粉のうま味を引き出すため長時間発酵しているパンもあり、前の日に仕込んで翌日焼いている。健康に配慮し塩分も通常2%のところを1.8%に抑えた。「塩分は、たったの0.2%でも食べてみると違いがわかる。塩分を減らすと生地に張りが無くなり作るのは難しくなるが、体にやさしい毎日食べてもらえるパンを作りたい。」と佐久間貴志店長。「パン作りの様子も見えるようにしているので、ぜひ焼きたてを食べにきてほしい」とも。
東日本大震災の時は開店準備中だったが、周囲でも食料品が手に入らず困っている人が多かったため、急きょ食パンを焼いて販売した。
「食パン」(1.5斤 350円)や粒チョコがぎっしり入った「チョコパン」(240円)が「人気」だという。ほかに、バゲットやフォッカチャ、ライ麦を使ったパン、イチジク入りパンなど20種~30種を販売する。
営業時間は10時~18時。日曜・祝日定休。