二子玉川ライズ(世田谷区玉川2)に活動拠点を置く異業種交流組織「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」で11月5日、インターネットを活用した同エリア在住者らの健康活動を支援・推進するプロジェクトが始まった。
同プロジェクトは、同コンソーシアム会員である東急電鉄、イッツ・コミュニケーションズ、タニタヘルスリンク、東急スポーツシステムの4社をメンバーとする「スマートライフワーキンググループ」が進める実証実験。同コンソーシアムの活動拠点である二子玉川地区など東急電鉄沿線を重点地域として設定し、イッツコムが運営する東急沿線ヘルスケア情報サイト「±U(プラスマイナスユー)」を用いてWHO(世界保健機関)が提唱する「健康寿命」(平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間)を推進、「スマートライフ」を実現する。
具体的には、沿線内の学術機関や地域団体が主催するエクササイズや各種健康・医療セミナーなどのイベント情報を同サイトに集積・掲載。同サイト登録者がこれらイベントについてスムーズに告知あるいは参加申し込みができる環境を提供する。同サイト登録者は、タニタヘルスリンクが提供する健康管理プラットホームサービス「ヘルスプラネット」を同時に利用することができ、計測した体重や歩数などのデータを「マイカルテ」として記録することも可能。また、サイト上で同社の測定器具などを割安で購入できる。
「ローカライズされた情報をインターネット上で提供することで、地域の人々やコミュニティーの実際の活動を支援する。まちづくり活動支援としての効果も」と同プロジェクトを担当する東急電鉄の佐藤雄飛さん。「プラットホーム(サイト)活用の実証実験なので、期間中のコミュニティー運営団体や個人からのイベント情報提供や企画参画も歓迎」とも。
実験の実施期間は11月5日~来年3月31日の約5カ月。2000人のモニターをサイト上で随時募集している。定員に達し次第募集を終了する。