世田谷・用賀駅近くの「医療法人社団プラタナス 用賀アーバンクリニック」(世田谷区用賀2)は1月8日、小児予防接種・乳幼児健診に特化した外来を開設した。
2000年12月開院で昨年10月に移転拡張した同クリニック。ファミリードクター(家庭医)を目指す診療所ネットワーク「プラタナス」の一つで、インターネットで自分のカルテを閲覧できる「電子カルテシステム」(オープンカルテ)を採用するなど「サービス業としての医療」の実践を進めている。
移転により延べ床面積が約70坪から100坪へ、診察室が3部屋から6部屋に拡張されたことから「新たな試み」として新外来を開設。これまで乳幼児健診と予防接種は小児科の一般外来と同じ診察室で通常診察時間内に行ってきたが、「風邪などの感染の恐れのある」患者と一緒の待合室で待つことに懸念を持つ利用者と保護者からの声に応え、毎週水曜午後、一般外来とは別階の専用室で乳幼児健診と予防接種に特化した診察を行う。
同専門外来の診療科目は小児科で、小児科医が診察にあたる。同クリニックの長田祐記事務長は「予防接種の数が増えスケジュール調整が難しくなる中で、できるだけ利用者さまの機会を確保したいと考えた」と開設の経緯を話す。
同外来の診察時間は水曜14時~18時。予約や問い合わせは専用ダイヤル(TEL03-3707-4976、平日9時から17時)へ。