世田谷区用賀のカフェ&ダイニング「用賀倶楽部」(世田谷区玉川台2、TEL 03-3708-8301)で1月15日、佐賀県産食材を使った限定メニューを提供する「ごちそう佐賀フェア」が始まった。
スイーツメニュー「『あんみつ姫』みかんと『さがほのか』いちごアイスのホットパイ」(750円)
同店を経営するのは出版以外に「けやき坂ベーカリー」(港区)、「碑文谷テラス」(目黒区)などの飲食店事業も手掛けるエイ出版社(玉川台2)。今回のフェアのために、同社全6店舗のグランドシェフを務める多賀伸幸さんが、同県の農家へ足を運んで食材を選び、「食材のおいしさを引き立たせる」特別メニューを考案した。
使用する同県産食材は「ふもと赤鶏」「肥前さくらポーク」「白石レンコン」「アイスプラント」(野菜)、「あんみつ姫」(ミカン)、「さがほのか」(イチゴ)の6種。メニューは「ふもと赤鶏の香草岩塩焼き 白石レンコンのソース」(=平日ランチメニュー、1,200円)、「佐賀プレート」(=ディナータイムメニュー、1,050円)、「肥前さくらポークの燻煙(くんえん)と白石レンコンのピッツアビアンカ ゆずこしょうマヨネーズ焼き」(=週末ランチメニュー、1,700円)、「『あんみつ姫』みかんと『さがほのか』いちごアイスのホットパイ」(=スイーツメニュー、750円)の4種。
併せて、昨年6月の「佐賀県日本酒で乾杯を推進する条例」制定を記念して、フェア期間中のディナータイムに、同県の有田焼の器で乾杯用の日本酒「七田純米」(天山酒造)か「Ruri Munemasa」(宗政酒造)のいずれか1杯を無料で提供する。
同県農産物のうち約4割、中でも果物は約半分を関東へ出荷しているが、「佐賀ブランドとしての認知度はまだまだ」と同県農林水産商工本部流通課の川崎直樹さん。今回、20~40代の首都圏在住の女性をターゲットに「佐賀ブランドと認識したうえで、その味に触れてもらえる場を設けたかった」と同店でのフェア開催の経緯を明かす。「この機会に温暖な気候と有明海の干拓地特有のミネラルの多い重粘土質の土壌が生んだ『佐賀の味』を楽しんでいただけたら」と利用を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~23時。フェアは2月14日まで。