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「TWDW世田谷」開幕-「愛着ある地域」で働く多様性提起、子どもの声響く会場で

会場の様子(2月1日)

会場の様子(2月1日)

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 「愛着ある地域」での新しい働き方を考えるイベント「TOKYO WORK DESIGN WEEK (略称=TWDW) SETAGAYA」が2月1日、二子玉川ライズ「カタリストBA」(世田谷区玉川2)をメーン会場に始まった。

会場の様子(2月1日)子どもの姿も

 多くの緑が残る「住宅都市」世田谷で、世田谷に関連する企業や団体が「世田谷ならでは」の「働くと暮らす」を模索し対話する場を目指す同イベント。昨年11月に初開催したTWDWの「世田谷拡大版」で、2月1日から7日間にわたり、さまざまなプログラムを展開する。

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 初日のプログラムは「キックオフミーティング」(13時~17時)と「ネットワーキングパーティー」(17時30分~19時)。同スペース内スタジオに約60人が集まる中、TWDW発起人・代表で、「ベンチ」(港区)取締役の横石崇さんや「仕事旅行社」(品川区)社長の田中翼さん、TWDWボランティアスタッフで国士舘大学4年生の伊丹ちひろさん、東急電鉄の磯辺陽介さんらが登壇し、「TWDWとは?TWDW本編を振り返る」で始まった。

 同キックオフで進行を務めた横石さんは、働き方をテーマに掲げたTWDWが人々の関心を集める理由について、IT技術や2011年に起きた東日本大震災による変化を挙げ、「人との関わり方やあり方について問われている」とトークを展開。大学在学中の伊丹さんは、就職活動とTWDWスタッフ経験を通じて得た「気づき」について語り、「いわゆるゆとり世代」(伊丹さん)ならではの働くということに対する分析を披露した。

 途中、会場の参加者が3人組に分かれて行った意見交換タイムでは、制限時間を過ぎても議論が続く白熱ぶりを見せ、参加者から「『働き方』は『働かされ方』ではなく、会社をプラットホームとして考えるたくましさを持つことが必要だ」「就活中の学生と育児後復帰しようとするママの『働くこと』に対する視点は同じ」など、活発な発言が飛び交った。

 14時30分からは実行委員らによる「TWDW SETAGAYAの試み」。世田谷トラストまちづくりの角屋ゆずさん、「非営利型株式会社Polaris」(調布市)社長の市川望美さん、日本財団の森啓子さんが、東急電鉄でカタリストBA担当・佐藤雄飛さんによる進行で「住宅都市セタガヤ」ならではの「生活者」としての視線に基づく多様な働き方について、自身の背景と展望を語った。同セッションでは、「地域で働くこと」には「地域経営」「街づくり」の側面があり、その「きっかけ」がその場所に対する「愛着」であることが注目された。

 16時からは各主催者による「TWDW SETAGAYAのプログラム紹介」、17時30分からはネットワーキングパーティーが開かれた。

 当日の会場では時折赤ちゃんの泣き声が響き、動き回る幼児の姿も見られ、参加者からは「二子玉川らしい光景」という声が。ベビー用品店などを扱う「ダッドウェイ 二子玉川ライズS.C.店」(本社=横浜市)によって実現した「見守りサービス」で、「子どもを預けられないので参加が難しい」という参加希望者の声に応えたもの。期間中は、多摩川を眼下に見渡す同スペース内の「会議室」が「キッズルーム」に変わり、「『ママ×IT』~ITが苦手なママたちへ」(3日)、「『こどもを預けること』から考える、家族の幸せな働き方」(4日)など、複数のプロフラムでの利用が可能。

 3日~5日には、会場内に「地域における多様な働き方総合案内所」(11時~16時)を開設。Polaris社が展開する「セタガヤ庶務部」の業務内容の説明と、「パソナ」(千代田区)、世田谷区産業振興公社(世田谷区太子堂)による子育て女性のアウトソーシング、在宅勤務紹介、事業助成等の相談、説明会を行う。相談無料。

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