二子玉川ライズ・オフィス(世田谷区玉川2)の「カタリストBA」で5月22日、二子玉川の多摩川水辺環境と空間の一般利用などについて市民目線で話し合う「ミズベリングニコタマ会議」が開かれる。
同会議は、3月22日にすみだリバーサイドホール(墨田区)で開かれた「ミズベリング東京会議」の二子玉川版。「東京会議」は国内の水辺環境とその空間の一般利用について、市民や企業などから広く社会の関心を高め、さまざまな立場から「街と人をつなぐ」水辺利用への参画を促すことを目的に発足した「ミズベリング・プロジェクト」によるもの。
2020 年の東京オリンピックを見据えた水辺の環境づくりや、20~30 年後の「水辺の未来像」について、河川事業関係者、NPO 代表、企業・都市計画の専門家、水辺に興味のある一般市民など200人以上が参加し、ディスカッションやワークショップを行った。ワークショップではその場で募ったアイデアを専門チームが会場スクリーンで共有する「ラピッドイメージシェア」という画期的な取り組みも行われ、大きな注目を集めた。
二子玉川版を主催するのは、二子玉川ライズ・オフィス内のシェアオフィス「co-lab二子玉川」を拠点とする「次世代創造」代表社員の坪田哲司さんら、「東京会議」に参加した有志が発起した実行委員会。坪田さんは「東京において水辺を活用する動きが広まっている現在、私たちが暮らし働く場でもある二子玉川の、多摩川という日本を代表する水辺資源に注目した」と話す。隅田川沿いで生まれた「水辺活用」の動きを多摩川沿いでも広げ、多摩川をどのように活用できるかを住民や市民目線で考え、具体的なアクションにつなげていくための「キックオフ的な位置づけ」として開催する狙い。
当日は、二子玉川の水辺に関心のある市民・企業・行政関係者などが集まり、先進地での水辺活用の事例や、水辺とともに発展してきた二子玉川の歴史の紹介、パネルディスカッションと同時に「二子玉川の水辺をどう活用したいか?」を参加者で考え、今後の具体的なアクションにつなげるワークショップとネットワーキングの場とする予定。
開催時間は18時30分~21時30分。参加無料(交流会参加者は会費1,000円)。