祖師ケ谷大蔵駅前の「東京チカラメシ」跡に11月20日、横浜家系ラーメン店「祖師谷商店」(世田谷区祖師谷1、TEL 03-6411-5311)がオープンした。
同店は2008年に町田で開業した「町田商店」(町田市)を本店とする。町田商店は横浜のラーメン店で6年修業した田川翔さんが創業し、今年12月現在で横浜家系ラーメン店を中心に直営店計18店舗を展開する。
11月20日にオープンした祖師谷店の店舗面積は約12坪。席数はカウンター9席、テーブル8席の計17席。同店のラーメンの特徴は「横浜家系」と呼ばれる豚骨しょうゆベースのスープに中太ストレート麺。基本のトッピングは、ほうれん草、ウズラの卵、スモークしたチャーシュー。「下処理をしっかりとすることで、味はしっかりしているが動物臭さは少ないスープに仕上げている。若い人から家族連れ、年配客まで、祖師谷の幅広い客層に食べやすいことを意識している」と店長の粟屋朋友(あわやともひさ)さん。
祖師谷に出店した経緯について、近隣に日大商学部があり学生が多いことから「安くておいしいラーメンをおなかいっぱい提供したいと思った」と粟屋さん。「駅の真ん前と言う立地も決め手になった」と明かす。「ラーメン激戦区」とも呼ばれる祖師谷エリア内の他店との違いについては「当店は値段的にやや割高だが、スモークしたチャーシューが特徴で、手間は掛かるがおいしいものを提供している」と話す。
オープンから1週間で約3000人が来店。平日は若い人、週末は家族連れも多く来店するといいう。「定番」はチャーシュー3枚、のり5枚、味玉、うずら、ほうれん草がトッピングされた「MAXラーメン」(900円)、ラーメン(680円)、ネギラーメン(830円)など。
開店から1カ月近くがたち、「日々の営業からニーズも見えてきた」と粟屋さん。「これからも地域の人に愛される店づくりをしていきたい。来年に向けていろいろなサービスを検討しているので、楽しみにしていてほしい」とも。
営業時間は11時~翌3時。