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祖師谷のカフェで「4年前の3.11を語ろう」会-地域の母親グループが企画

過去の「おはなし会」の様子

過去の「おはなし会」の様子

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 祖師谷商店街にある「ギャラリーカフェ・ジョルジュ」(世田谷区祖師谷3、TEL 03-6411-4333)で3月11日、「あちこちおはなし会 『4年前の3.11を語ろう』」が開かれる。主催は「世田谷こども守る会」。

カフェ店内の様子

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 同会は2011年に起きた東京電力福島第1原発事故をきっかけに、子どもたちを放射能による健康被害から守ることを目的として同区内在住の幼稚園・保育園や小中学校保護者ら約20人が立ち上げたボランティア団体。これまで、「安全な給食」を求めて世田谷区へ給食の放射能検査を求める要望書を提出したほか、同区教育関連施設の放射線量測定を求めるなど、教育委員会や行政との定期的な話し合いや勉強会を行ってきた。現在の会員数(メーリングリスト登録者数)は約500人。

 震災から4年目を迎える今回は、カフェで3.11を語り合う。同会の阿部佐紀子さんは「真っ先に東北の被害や原発事故の影響を思い浮かべる人が多いが、今、あらためて当時の自分自身のことを思い返し語り合うことで、これからのことを考えるきっかけになれば」と企画の趣旨を明かす。

 会場となるカフェは、祖師谷出張所に近い立地。店主の森真弓さんが子育て中の母親たちの応援をしたいと、これまでにも親子イベントの開催や、赤ちゃん連れでもくつろげる店作りをしてきた。日中は、赤ちゃんの面倒を交代で見ながら疲れを癒やすためにはり・きゅうに通う母親たちや、育児サークルの帰りに立ち寄り、店内のソファで赤ちゃんを寝かせながら母親が有機野菜にこだわった食事をとる姿もみられる。

 阿部さんらが「子ども連れでも気兼ねなく、ゆったりとお茶を飲みながら語り合える空間を」と会場を探していたところを通り掛かりに来店し、店主の森さんと「今年の3.11の過ごし方」について意気投合し、会場提供に至った。「森さんの震災や被災者に対する思い、日頃からの子育て世代への応援の気持ちを伺い、ご縁に感謝している」と阿部さん。

 当日はドリンクを片手に、「4年前の東日本大震災をどう迎えたか、その時の思いはどうだったかなどをざっくばらんに」語り合うという。「当時はまだ子どもがいなかったいう方もおしゃべりしに来てほしい。幼稚園のお迎え後、また子連れで戻ってきても大丈夫」と気軽な参加を呼び掛ける。

 開催時間は10 時~12時。参加費は500円+ワンドリンクオーダー500円。定員20人。同店の営業時間は11時30分~17時。月曜定休。

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