東急電鉄とイッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)は新商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」(世田谷区玉川1)内に開く「iTSCOM studio hall 二子玉川ライズ」について、4月24日のオープンと、超高精細な映像技術(4K)対応カメラやプロジェクターなどの設備仕様を発表した。
iTSCOM studio hall 二子玉川ライズ イメージ
「iTSCOM studio hall 二子玉川ライズ」は、4月24日に開業が決定した同「テラスマーケット」の中心に位置する。運営・管理は東急沿線でケーブルテレビ局を展開するイッツコムで、「二子玉川から情報・文化・エンターテインメント・地域活動を外部発信する役割」を担う。
同スタジオは、街と一体となったイベントを行える「多目的ホール」と、各イベントを放送・映像化しインターネットなどで配信する「放送スタジオ」の両機能を備えることで、実際に物販ブースを出店して販売する「リアルショッピング」とインターネット放送とECサイトと連動した「バーチャルショッピング」の展開が可能。イベントの様子や関連グッズ・アイテムをリアルタイムでローカルから全国・世界へと発信し、「ビジネスと文化の新しいスタイルを創造する」という。
二子玉川駅から徒歩約3分の同スタジオは、床面積約440平方メートルで天井高は約7.5メートル。最大収容人数は約340人(シアター形式)。全5台のカメラ、編集システム、副調整室などの放送設備を有す。公開型のイベントの生中継や番組収録に最適な空間を提供し、ファッションショー、音楽ライブ、各種展示会、観光・物産展、新商品発表会、会議・セミナー、パーティーなどの多目的ホールとしての利用を想定する。
スタジオ内には超高精細な映像技術(4K)対応のプロジェクター(D-ILA 4K2Kプロジェクター JVC製)を完備し、4Kカメラ(CineAlta 4Kカメラ SONY製)で撮影した映像をその場で大画面に映し出して楽しむ演出が可能。併せて、同建物の正面外壁に200インチ超の大型デジタルサイネージを設置することで、イベント模様やPR映像をスタジオ外へ映し出すことができ、二子玉川ライズ内の各所にあるデジタルサイネージと連携した放映も可能という。
同建物正面に位置する中央広場との空間の一体利用や、二子玉川ライズ内の映画館、ホテル、フィットネスクラブなど他施設と連携することで映画出演者の会見、フィットネスプログラム、企業説明会のライブ配信などを見込む。
同スタジオの利用料金は半日=税別15万円(平日9時~15時)、全日=同45万円(平日9時~21時30分)など各種。