地域の子どもたちの自然体験活動の場を提供する「NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク」は2月14日、東京都市大学二子玉川学夢キャンパス(玉川2)で、「多摩川子どもシンポジウムin世田谷」を開催する。
「せたがや水辺デザインネットワーク」は、1999年に多摩川の河川敷にプレーパークを作ろうと地域の親たちが創設した「砧・多摩川あそび村(きぬたまあそび村)」と、2002年に発足した、地域の子どもたちの自然体験活動の場を提供する「せたがや水辺の楽校」が統合し、昨年2月に東京都からNPO法人として認証を受けた。それぞれの活動を各事業部として継続・運営する。
活動の目的に「地域の自然と子どもをつなげる」を掲げる同法人。毎年、参加する団体や施設が集まり、子どもたちが各年度に行った自然環境保全・利活用した活動について発表する「多摩川子どもシンポジウム」を開催している。関係者や地域に向け、子どもたちの活動を知ってもらい、多摩川の自然環境への理解を深める狙い。
「多摩川子どもシンポジウム」が世田谷で開かれるのは今年で2回目。昨年、水辺の楽校を利用した活動内容を子どもたちがそれぞれ発表する。多摩川の未来についての「多摩川子どもフューチャーセッション」やワークショップも開く。今年は同シンポジウムを東京都市大学二子玉川夢キャンパスで開催。今回のワークショップには学生も参加し、子どもたちと一緒に多摩川での夢や未来について語る機会を提供する。
「多摩川を一望できる夢キャンパスで行えることはすてきなことで、楽しみにしている。地域在住の人もこれをきっかけに夢キャンパスに行く機会も増えれば」と代表理事の上原さん。
開催時間は10時~16時。入場無料。