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二子玉川で若手アーティストのグループ展 地域ブランドとのコラボも

「KENZAN2016」パンフレット

「KENZAN2016」パンフレット

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 玉川高島屋S・C(世田谷区玉川3)の西館1階アレーナホール&サロンで9月17日から若手アーティストのグループ展「KENZAN2016」が開催される。主催は一般社団法人JIAN。

開催風景

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 今年で5回目の開催となる「KENZAN」は、美術業界の次世代を担うアーティストらが、自らの芸術環境を創造することを目的に「見参プロジェクト」のシンボルイベントとして、若手アーティストを中心として年に一度開催する大規模グループ展。見参事務局の一般社団法人化と地域との連携強化を開催指針に掲げ、地元の世田谷区で開催する。

 百貨店や有名ギャラリーの展示で活躍するプロのアーティストを輩出しつづける登竜門イベントとして、美術ファンや業界に広く認知されているという同展。特長として、メンバー作家や協賛ギャラリーによる推薦を参加資格にしていることや、来場者へのアンケート集計によるオーディエンス賞や協賛ギャラリーによる賞など、多様な視点による賞を設け、多くの才能の発掘を目指していること、参加アーティストが協賛ギャラリーによって企画・主催されるさまざまな展示に参加できることの3つを掲げる。

 JIAN代表理事の小路浩さんは「二子玉川で行うのは一つのチャレンジで、過去最大の規模で200人超のアーティストが参加する。地域に応援される土壌を作った上で世界に出ていくのを目指すことと、アーティストに発表以外で社会とのつながりを持たせたいとの思いから、地域ブランドとのコラボを行っていく。今後は、地域の芸術文化施策と連動していく形をとっていきたい」と話す。

 同展では、社会貢献型商品ブランド「フタコラボ(futacolab)」が販売する焼き菓子「ホロホロ」とのコラボ企画を行う。

 同商品のパッケージには、世田谷福祉作業所の障がい者が製造した手すきの紙に参加アーティストが直筆で描き下ろしたアートカードを用意する。運営会社「グラディエ」の磯村社長は「若手アーティストが描くアートカードによって焼き菓子ホロホロの新しいギフト用途が生まれると思う」と話す。

 入場無料。9月19日まで。

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