玉川高島屋S・C 西館(世田谷区玉川3)1階 アレーナホールで10月22日から、切り絵の企画展「北欧から届いたファンタジー 切り絵作家 アグネータ・フロックの世界展」が開催される。
国内では札幌、名古屋、京都に続く開催となる同展。東京では初の開催となる。二子玉川がある世田谷区のほか渋谷区でも同時開催。同展では切り絵作品約100点をはじめ、他会場でも人気のあったというテキスタイルの作品展示を充実させる。
東京開催にあたり、ファンの中心層である主婦層が訪れることが多く、街が緑で美しい環境であることがアグネータさんの作品の世界観ともマッチするため、2年ぶりの秋の文化催事として開催が決定したという。
アグネータ・フロックさんは1941年、スウェーデンのイェテボリーで生まれた。スウェーデン国立芸術工芸デザイン大学コンストファック、テキスタイル科を卒業。北欧の自然や伝統的な物語をモチーフにした独創的で色彩豊かな作品が高い評価を得ているという。作品は北欧スタイルの伝統に枠にとらわれず、日本の万葉集をモチーフに和歌の世界を表現した作品もある。
会場は、「万葉集の切り絵」「テキスタイル」「切り絵が彩るアグネータ流の暮らしのコーディネート再現展示」などの13のコーナーに分かれる。アグネータさんが切り絵を作る様子を映したコーナーや記念撮影コーナーなども用意する。
イベント担当の安部幹子さんは「これまで、京都、名古屋、北海道と各地で開催されてきた当展だが、約120点の作品が集まる大規模展示は東京が初めて。」と話す。「フロックさん自身も来日してギャラリートークを行う。ファンタジーあふれる独創的な世界観を堪能していただければ」とも。
営業時間は10時~20時。入場料は、一般=700円、中学生・高校生=500円、小学生以下無料。11月3日まで。