成城ホール(世田谷区成城6)で10月27日、アマゾンでの体験を報告するトークショーと映像上映会が開催される。主催は三省堂書店成城店(世田谷区成城6、TEL 03-5429-2401)。
トークショーを行うのは、NPO法人熱帯森林保護団体の理事長である白石絢子さん。アマゾンの熱帯林とそこに暮らす先住民族の支援活動をしてきた同法人。スタッフが数カ月間、現地を訪れ支援事業を展開している。今回のイベントは、白石さんがアマゾンでの活動を本にまとめた「アマゾン、シングーへ続く森の道」(ほんの木、1,575円)の出版を記念したもので、当日はトークショーや白石さん本人が撮影した映像上映など1時間半ほどにわたって開かれる。
白石さんは成城大学出身で、現在も成城に在住している。イベントは、同店常連客からの紹介で企画・実現に至った。「成城は複数の路線が重なるターミナルと違い、商圏は狭い。その分リピーターになってくださる方も多いので、地域顧客とのつながりは大切にしている」と店長の星ノ谷秀一さん。
地域に密着した店づくりをコンセプトに営業を展開してきた同店では、これまでにも、トークショーやワークショップなどのイベントを開催してきた。イギリスとフランスで始まったカフェのような雰囲気で研究者と一般市民が科学について語り合う「サイエンスカフェ」をヒントに、より親しみやすいテーマで専門家と語り合う「暮らしカフェ」なども開催している。
「成城近辺は知的好奇心の旺盛な方が多くいらっしゃる。店頭には専門書なども多く取りそろえているが、そういう方たちにより親しんでもらえるようなイベントも開催していきたい」と星ノ谷さんは話す。
イベント開始は11時。書店の営業時間は10時~21時。申し込みは同店まで。参加無料。先着60人。