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上野毛にワインとオリーブオイルの店「74カボット」-夫婦で開業

「74カボット」店主の大和正行さん(右)と妻のかおりさん(左)

「74カボット」店主の大和正行さん(右)と妻のかおりさん(左)

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 上野毛駅徒歩1分の商店街に10月20日、ワインとオリーブオイルの店「74カボット」(世田谷区上野毛1、TEL 03-6432-2655)がオープンした。

「74カボット」外観

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 店を切り盛りするのは大和正行さん、かおりさん夫妻。正行さんは日本ソムリエ協会認定のワインアドバイザー。かおりさんは日本オリーブオイルソムリエ協会認定のオリーブオイルソムリエ・シニアテイスター。上野毛は正行さんの地元で「行動を起こすならここ」と決めていたため、1年ほどかけて物件を探しオープンにこぎ着けた。

 店名の「74カボット」は、正行さんの生まれ年である「1974年」と、前職のワイン輸入会社勤務時代、フランスのブルゴーニュ地方へ生産者訪問に行った際にレンタカーで何度も往復した「国道74号線」からとった「74」に、ブドウ畑の中に点在する石造りの小屋を意味するフランス語の「カボット」を合わせたもの。「カボットが、昼食をとったり、休憩したり、農機具を入れたり…ワイン生産者にとってなくてはならない存在であるように、お客さまにとってもそのような店でありたい」との思いを込め付けた名前だという。

 約8坪の店内には、仏ブルゴーニュ地方を中心に、スペイン、イタリア、カリフォルニア、新大陸など約300種類のワインと、スペイン、イタリア、ギリシャ、チュニジア、モロッコ、トルコなどのオリーブオイル23種類を取りそろえている。正行さんの「おすすめ」は、「前職で偶然見つけることができた思い入れのある」ブルゴーニュワイン「ヴォーヌ・ロマネ」ドメーヌ・ファブリス・マルタン(5,400円)。オリーブオイルでは、小学校教師の父親が家族のために作り始めたというギリシャ産オリーブオイル「イリニ・プロマリウ」(500ミリリットル=2,990円、250ミリリットル=1,764円)。手摘みで収穫したオリーブを搾り、フィルターにかけていないため、「うま味が凝縮されている」という。他に輸入食品や菓子も取り扱う。

 「店を通して地元に元気や安心、信頼の大きな和を築き、商品の販売を通して、関わる全ての方々に喜びや楽しさを提供できる店を目指していきたい。気軽に遊びに来ていただければ」と正行さん。かおりさんは「ヨーロッパに5年住んでいてオリーブオイルにはもともとなじみがあったが、勉強し始めると毎回そのおいしさに感動するとともに、一本一本の味の違いに驚いた。そして何より優れた健康効果に魅了され、『オリーブオイルはただの油じゃない』と確信した。気軽に毎日の食事に取り入れていただけるようお勧めしていきたい」と、それぞれ店への思いを話す。

 営業時間は11時~22時。

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