成城学園駅北口商店街にある「Cafe Beulmans（カフェブールマン）」（世田谷区成城6、TEL 03-3484-0047）で3月15日、俳優の仲代達矢さんが主宰する「無名塾」（岡本1）の所属俳優・中原果南さんと平井真軌さんによる朗読会「『カフカ』を読んでみる。」が開かれる。

平井真軌さん（無名塾）

　朗読会は、同塾第14期生（1990年入塾）の中原果南さんが今月27日から出演する、フランツ・カフカの20世紀始めの作品「審判（訴訟）」をモチーフにした舞台劇「生憎－それはただひとつの合図－」（会場＝笹塚ファクトリー）がきっかけ。

　同舞台の稽古を通じて、著名な作家であるカフカの日記や私的な手紙に触れた中原さん。カフカの「見事な絶望っぷりは読む者に不思議な魅力と力を与えてくれる」と話す。「こんな時代だからこそ、カフカの言葉と声を」と、短編と併せ平井さん（18期生・1994年入塾）とともに朗読する。

　成城の老舗カフェとして知られる同店は今月、新店主を迎えて1周年を迎える。店主の吉岡さんは「これからもライブを中心に、さまざまなイベント・企画を充実させていきたい」と抱負を話す。

　開演は20時と21時（開場は19時30分。途中休憩あり、入れ替え無し）。会費は2,500円（ワンドリンク込み）。予約方法などの詳細は同店ホームページで確認できる。