玉川高島屋S・C(世田谷区玉川3、TEL 03-3709-2222)南館1階プラザで4月8日、「春の盲導犬ふれあい広場」が始まった。主催は日本盲導犬協会。
例年春と秋の2回開かれている同イベント。今回は、東日本大震災で被災した盲導犬、盲導犬ユーザー、視覚障害者の支援を目的に1日に立ち上げられた「盲導犬ハート募金」の募金活動のために行う。期間中、盲導犬とのふれあいや盲導犬訓練実習などを行いながら募金を呼びかける。アイマスクをして盲導犬と歩道を歩く「体験歩行」も行う(各回先着10人)。
同協会神奈川訓練センター普及推進事業部の山田美香さんはこの「盲導犬ハート募金」の使い道について、「津波で白い杖(つえ)を流された人も多い。がれきが多く、避難所で暮らす視覚障害のある方に1本でも多く杖を届けたい」と話す。いまだに安否確認の取れない視覚障害者も多く、安否確認のための人員確保や、視覚障害者へ物資を届けることなども想定しているという。
同イベント会場の隣には被災地の生産者を応援する特設コーナー「がんばろう東北」が設けられ、宮城県の菓子「萩の月」を販売している。
開催時間は10時~18時。今月10日まで。