用賀中町通り沿いの「目黒豆腐店」跡地に2月22日、和食店「豆魚菜(とうぎょさい) 万さく」(世田谷区用賀3、TEL 03-6431-0082)がオープンする。
2012年7月に創業60年で閉店した「目黒豆腐店」跡地に建つ新しいビル1階に出店。店主は同豆腐店を営んでいた目黒靖一さんの三男・万也(かずや)さん(34)。老舗店の建物老朽化に伴う立て直しを機に、和食店で修業を積んだ万也さんが同店の味を受け継ぎつつ、新たな地域の「ゆったりと落ち着ける場」を提供する。
店舗面積は36坪。厨房(ちゅうぼう)を中心に据えた店内にはカウンター6席、テーブル6卓、個室2つで全34席を配置。万也さんは「中年層にもくつろいでもらえるようなデザインを心掛けた」と話し、万也さんの母親で、引き続き店の運営に携わる恵美子さんは「男女別の化粧室を設けることにこだわった」とも。
和食中心のメニューは特に「豆(豆乳)」「魚」「野菜」を生かす。万也さんはふぐ調理師免許を持ち、「てっちり鍋」の提供も(要予約、3,000円~)。「おすすめ」メニューにはランチの「油揚げ定食」(1,000円)を挙げる。「自分が小さいころから普通に食べていた揚げたての油揚げのおいしさをお伝えしたい」と話す。ほかに「日替わり刺身定食」(1,200円)など。夜はアルコール各種(「まんさくの花」800円など)も。
万也さんは「『目黒豆腐店』の精神を継承しながら、お客さまの要望やニーズを積極的に取り入れ、用賀の街と共に発展するような店にしたい」と意欲を示す。
営業時間は11時30分~14時30分(ランチ)、18時~22時(ディナー)。店内はランチタイムのみ禁煙。