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世田谷・瀬田のフォトギャラリーで「世界旅写真展」ー入選作家らトークショーも

作品審査の様子(フォトギャラリー「アパート(APART)」)

作品審査の様子(フォトギャラリー「アパート(APART)」)

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 世田谷・瀬田のフォトギャラリー「アパート(APART)」(世田谷区瀬田4)で3月20日~23日、「第1回公募 世界旅写真展」と入選作家のトークイベントが行われる。

作品講評中の様子(左=安藤夏樹さん、右=中村風詩人さん)

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 環8通り沿いの「833ビルディング」3階に昨年9月にオープンした同ギャラリーは、約10坪のスペースと写真集・建築関係書、各約300冊を展示する壁面棚から成る「交流型空間」。館長を務める写真家・中村風詩人さんが主催・企画した「旅」をテーマとする同公募展は、「作品を展示・販売し、継続的に作家と共に成長するギャラリー本来のあり方を追求」することを目的に創設した。入選作家には財政的な負担を発生させずに宣伝・額装・展示・ポストカード制作などを同ギャラリーが担う。

 昨年10月21日から12月15日の約2カ月間の募集期間に、124人から1000作品を超える応募があった。選考には中村さんと雑誌「MOMENTUM(モメンタム)」(日経BP社)の安藤夏樹編集長があたり、3次審査を経て最終的に10人が選ばれた。

 安藤さんは「今回は『部屋に飾る』というだけでなく『仕事として成り立つ』作品という視点でも選んだ」と話し、応募作品の全体的なレベルの高さに言及。「見応えがあった。さらにプロの写真家として求めるとすれば、『誰々風』ではない自由なオリジナリティー。『素人写真』の強さも必要」などと講評した。

 同写真展では、入選した10人の「旅写真」作家と2人の招待作家(コエチ光彦さん、山本直洋さん)の作品展示のほかに、インドやトルコに10年以上通い写真を「作り」続けて来た写真家・鬼海弘雄さんらを招いたトークショーも開く。中村さんは「まだ確立されていない『旅写真』という分野について追及する機会にしたい」と明かし、「旅に出たくなること必至の空間と時間になる」と来場を呼び掛ける。

 写真展(3月21日~23日)とオープニングレセプション(同20日)は入場無料。各トークショー(同21日~23日)の参加料は1,000円。

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