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二子玉川にタオル店「今治浴巾」-メーカー直営で名産地「今治品質」提供

同店スタッフのみなさん(中央=中村かほる店長が持つタオルハンカチは「村上水軍」表紋のシリーズ)

同店スタッフのみなさん(中央=中村かほる店長が持つタオルハンカチは「村上水軍」表紋のシリーズ)

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 玉川高島屋S・C本館裏のビル1階に8月25日、タオルショップ「今治浴巾(いまばりよっきん)二子玉川店」(世田谷区玉川3、TEL03-6805-7404)がオープンした。運営は、1958(昭和33)年創業のタオル製品メーカー「丸栄タオル」(愛媛県今治市)。

店内の様子

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 現在日本一のタオル生産地として知られる同市は、中小企業庁が実施する「JAPANブランド育成支援事業」に2006年から2009年まで認定され、同社が加入する四国タオル工業組合と今治市などが連携してクリエーティブディレクターに佐藤可士和さんを迎えるなど、「今治タオル」ブランド構築に向けたさまざまな取り組みを国内外で推進中。

 同社は2003年に東京オフィスを開設、2012年に「パレスホテル東京」(千代田区丸の内)内ショッピングアーケードに「今治浴巾」1号店をオープン。二子玉川は銀座、横浜元町に次いで4店舗目となる。建物1階の路面店の同店の店舗面積は約25坪。白を基調としたシンプルな内装に段差のない広々とした造りで「ベビーカーをお持ちの方でもゆったり移動できる」と中村かほる店長。

 店内にはタオル、バスローブやパジャマ、エプロンなどタオル地の衣類、ピローケースやバスマットのほか、スタイやおくるみなどのベビーギフト用品などが並ぶ。いずれも、「今治5秒ルール」と呼ばれる、タオル片が水中に沈み始めるまでに要する時間が5秒以内で素早く水分を吸収することを証明した「今治ブランド」独自の品質基準をクリアした商品。ほかにベルギー出身デザイナーとのコラボ商品「CHRIS MESTDAGH IMABARI(クリス メスタ イマバリ)」など、デザイン性が高いヨーロッパサイズの各種タオル製品も。ミニハンカチ(525円~)、フェースタオル(1,575円~)など、高品質ながらリーズナブルな価格帯で取りそろえる。

 同社の村上誠司社長は、中世日本の瀬戸内海で活動した「村上水軍」の末裔であることから、同社オンラインショップなどで村上水軍の代表的な表紋「丸に『上』文字」や「折敷に縮み三文字」などをモチーフとした「村上水軍シリーズ」(『ぱいる手ぬぐい』1,500円など)も販売する。村上社長は二子玉川に学生時代に在住した経験があり、東京進出に当たり「初めから候補地だった」といい、同物件との出合いで念願の出店を果たした。

 開店から1カ月がたつが「駅前から少し入った場所にあるためか、まだ初めての訪問の方が多い」と中村店長。「お客さまへ物づくりの思いを直接伝えられ、お客さまの声も聞けるメーカー直営店ならではの良さを生かした店づくりを心掛けたい。いずれは二子玉川ならではの商品なども地域コラボで生み出せたら」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~19時。

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