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東京都市大学図書館で「ディスカバー土木」展-鉄道、橋梁など6分野70画像

「DISCOVER DOBOKU 画像で巡る鉄道・道路・ダム・橋梁・空港」展入り口

「DISCOVER DOBOKU 画像で巡る鉄道・道路・ダム・橋梁・空港」展入り口

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 東京都市大学世田谷キャンパス図書館(世田谷区玉堤1、TEL 03-5707-0104)で現在、企画展「DISCOVER DOBOKU 画像で巡る鉄道・道路・ダム・橋梁・空港」が開かれている。

ゾーン6「Webサイト:土木ウォッチング-インフラ大図鑑-」の様子

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 東急グループの創始者・五島慶太の理念の下、学校法人五島育英会によって2009年に融合拡充され、6学部を有する同校。「武蔵工業大学」を前身とする同キャンパスは、工学部8学科、知識工学部4学科と大学院工学研究科を擁す。同キャンパスの図書館は地下1階地上4階建てで、理工学専門書を中心に図書約26万冊、和洋雑誌約3000タイトルの蔵書がある。

 同館では2009年より、毎年秋に「学生の知的好奇心を高め、学内外への情報発信、情報交流の活性化を目的とした展覧会」を実施。これまでに、「電車とまち~東急電車にみる 走る・運ぶ・展(ひら)く~」(第2回、2010年)、「多摩田園都市展~ハワードの遺産~」(第5回、2012年)、「ミクロの発見~身近な生物から金属まで~」(第6回、2013年)など、「サイエンスの醍醐味(だいごみ)」を一般へ公開してきた。昨年は学園祭期間中に870人の来館でにぎわったという。

 7回目となる今回のテーマは「土木」。道路、鉄道、ダム、空港、海洋施設、地下施設など多くの社会的基盤施設(Infrastructure)に支えられている私たちの生活と産業について、多種多様な土木構造物の画像(パネル、スライドショー)約70点を通して紹介する。理工系高校生、小中学生や一般の人々にも平易に理解できるよう、同館1階エントランスの約80平方メートルのスペースに6つのゾーン(「土木構造物の入門講座」「最先端FEM解析への誘い」「プレストレストコンクリートの世界へようこそ」「The Page 社会インフラを行く!」「海岸の土木遺産」「Webサイト:土木ウォッチング-インフラ大図鑑-」「デジタルアーカイブズ 橋21選」)を設け展示を構成。各ゾーンの冒頭に趣旨説明を掲示している。

 同展の企画を担当した工学部都市工学科の吉川弘道教授は、「土木の醍醐味と魅力を伝え、次世代につなげたい。Infrastructure for the Next Generation、この一言に尽きる」と企画の意図を明かす。耐震設計・地震リスクが専門の吉川教授は、社会基盤施設を形成する土木構造物の画像と情報のポータルサイト「土木ウォッチング」を運営しており、200件を超える同サイトのよりすぐりの画像を同展で紹介。「華麗なフォルムを理屈抜きで楽しむことも大切」と話す。

 同館では現在、青色発光ダイオード(LED)を開発した名城大学教授の赤崎勇氏、名古屋大学教授の天野浩氏、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二氏3人の「ノーベル物理学賞受賞」を記念して各教授の著書や青色発光ダイオードに関連する図書なども展示中。

 開館時間は9時~16時30分。日曜、10月16日・31日休館。入場無料。11月2日まで。

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