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二子玉川公園で「いのちの森」お手入れイベント 30年後見据えた除草と成長調査

過去の生長調査の様子

過去の生長調査の様子

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 世田谷区立二子玉川公園(世田谷区玉川1)内のビジターセンター(TEL 03-3700-2735)で6月20日、同園内「世田谷いのちの森」で「お手入れ」イベントが開催される。

現在の「いのちの森」の様子

 同園東側部分の一角に位置する「世田谷いのちの森」の広さは約400平方メートル。2012年9月には同区の区政80周年を記念した植樹祭に一般区民など約750人が参加し、スダジイ、シラカシ(ドングリの一種)、カクレミノ、アオキ、タブノキなど43種類、約1400本の苗木を植えた。植樹は毎日新聞社の「つながる森プロジェクト」の一環で、宮脇昭横浜国立大学名誉教授の指導の下で進められた。

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 「住民参加」を掲げる同園。管理・運営を行政と共に担う「公園サポーター制度」を採用しており、同森や住民花壇や樹木の管理運営を行う「みどりグループ」のほか、「こどもグループ」「安全安心グループ」の3つのサポーターグループがあり、常時メンバーを募集している。

 同「お手入れ」イベントは、23人の「みどりグループ」メンバーと一般参加者約20人を募集して行う公開活動。昨年は約30人の参加があり、除草と木の成長調査を行い、苗木の高さ・幹の太さなどを計測した。「植樹から3年がたち、これまでは成長を妨げそうな雑草を抜き、苗木の根元に肥料として置く作業を行ってきたが、今後は次第に自然に任せながら森の成長を助ける育樹作業を続け、10年で森らしく、30年で立派な森になることを目指すという。

 同みどりグループメンバーの関橋知巳さんは「苗木は最初30センチから50センチだったものが、早いもので人の背を越えるほどに成長している。たくさんの方に参加していただき、一緒に『いのちの森』の成長を感じてもらいたい」といい、「お子さまが毎年参加し木と一緒に撮影すると定点観測になり、木と子どもの互いの成長が感じられる」と参加を呼び掛ける。

 2013年4月に開園した同園。隣接する二子玉川ライズの2期開業を4月末に迎え、来場者数は大幅に増加したという。今年5月のビジターセンターへの来館者数は6770人で昨年度対比184.2パーセント、庭園内にある「旧清水邸」の来館者数は5420人で昨年度対比188.5パーセントで、休日は多くの人でにぎわい、園内にあるスターバックスコーヒーでは行列も見られるほど。同センターの伊藤亜美さんは「同森で採ったつるを使ったリースづくりイベントや、他のグループと一緒にお茶を作るなど、各グループの活動の中からさまざまな『副産物』が生まれ、イベントの企画も増えた」と話す。

 開催時間は10時~12時。対象は小学3年生以上(3年生未満は保護者同伴が必要)。先着20人。希望者は6月18日17時までにビジターセンターへ直接または電話で申し込む。