二子玉川の多摩川河川敷にある「二子玉川 兵庫島公園」(世田谷区玉川3)で7月7日19時7分、全国一斉のムーブメント「水辺で乾杯」が行われる。呼び掛けは二子玉川の水辺活用を考える市民グループ「ミズベリング二子玉川」。
ミズベリング」は、「水辺+RING(輪)」と「水辺+R(リノベーション)+ING(進行形)」を意味する造語。ミズベリング・プロジェクト事務局(港区)が、国内の水辺環境とその空間の一般利用について、市民や企業などから広く社会の関心を高め、さまざまな立場から「街と人をつなぐ」水辺利用へのソーシャルアクションを促すことを目的に、2014年に始動した。
同事務局は7月7日午後7時7分(タナバタイム)に、全国各地の水辺で同日同時刻に乾杯するソーシャルアクション「水辺で乾杯」を企画・提案、今年で3回目となる。日本全国それぞれの地域で、仲間と一緒に時を過ごしながら水辺の魅力を再発見し、その楽しさを実感して共有する狙い。
同アクションでは「青い服を身に着けるなど粋な趣向」や「長居はせず滞在は30分ほど」などのガイドラインを示した「水辺で乾杯アクション5カ条」を掲げており、「そこにある水辺を粋に静かに楽しんでみる風流な実験」を通して日本各地の人々がつながる機会を提唱している。昨年は全国397カ所で乾杯が行われ、今年はすでに235カ所からの参加表明がある(7月5日現在)。今年の乾杯テーマは「風景創造力」で参加者1万人を目指すという。
最大の自然資産として多摩川を有する「かわのまち」二子玉川は、今年も同キャンペーンに参加。昨年は約80人が集まり、タナバタイムをカウントダウンし一斉に杯を交わした。昨年は7月29日から31日の3日間、二子玉川駅周辺各所で初開催されたアートフェスティバル「TOKYO ART FLOW 00」に同調し、同フェスティバルのテーマカラーのマゼンタ(赤紫色)にしたが、今年は「プレミアムな金曜日」ということで、コードは「サムシングプレミアム」。
同グループ代表の坪田哲司さんは「グラスでシャンパンでも良し、衣装にゴールドのアクセントを着けても良し。何かプレミアムなものと一緒に、友達と一緒に駆け付けていただければ」と来場を呼び掛ける。
集合は同園内R246新二子橋第3橋脚下。18時30分開始、19時30分完全撤収予定。飲み物は各自持ち寄り。参加無料。