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世田谷・野毛「木村ぶどう園」でブドウ狩り 夏休みの恒例に

ぶどう棚

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 ブドウのもぎ取りが8月24日、世田谷区玉川野毛公園近くの「木村ぶどう園」(世田谷区野毛2)で始まる。

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 1982(昭和57)年に開業し、もぎ取りを中心とした農業を営む同園は、国分寺崖線丸子川沿いの豊かな自然を残す場所にある。ブドウ棚は、野菜畑、養鶏場などを有する農地内にあり、約2300平方メートルの敷地で栽培されている。

 地域の人たちに、土や果物に直接触れながら収穫できる身近な農業体験の場をつくりたいとの思いで開業当初から始まったブドウ狩りは、夏の風物詩として地域の人に親しまれ、3世代にわたり毎年訪れる客もいるという。ビジターで各回摘み取った分を計量し買い取り持ち帰る方式で、昨年は延べ1500人以上の親子連れなどの客でにぎわったという。

 品種は、大粒でジューシーな一番人気の「藤稔(ふじみのり)」をはじめ、ほのかな酸味で女性に人気がある「紅瑞宝(べにずいほう)」、大粒でしっかりと歯応えのある果肉の「ゴルビー」、甘みが強く爽やかで清涼感のある「ハニービーナス」、果実がしっかりしていて濃厚な味わいの「高妻(たかつま)を用意する。9月中旬からは、大粒で皮ごと食べられる「シャインマスカット」のもぎ取りも予定している。

 園主の木村孝一郎さんは「地域の子どもたちのためにも、果物や野菜がなっている自然と緑を残して、体験してもらえる農業を目指して頑張っていきたい。地域交流の一環として、光のアートイベント『Lights in Farm』の開催や、園内にはカフェスペース『ABCafe(エビカフェ)』もあるので、気軽に遊びに来ていただければ」と話す。

 営業時間は9時~16時。先着順で予約不可。ブドウが無くなり次第終了。入場無料。もぎ取ったブドウは量り売りで1キロ=1,800円、シャインマスカットは1キロ=2,800円(9月中旬~)。

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