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桜新町に京都発「小川珈琲」の旗艦店 コーヒーと炭火焼き料理のペアリング

外観

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 コーヒーと炭火料理を提供する「OGAWA COFFEE LABORATORY」(世田谷区桜新町3、TEL 03-6413-5252が8月1日、桜新町二丁目交差点近くの427号線沿いにオープンした。運営は小川珈琲(京都市左京区)。

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 1952(昭和27)年に京都で創業し、持続可能なコーヒー文化の発展に貢献することを目指し、フェアトレードやオーガニックにも早くから取り組んできた同社。1970(昭和45)年、京都に1号店をオープンし全国に9店舗を展開。10店目となる同店は東京初出店で新業態となる。桜新町という住宅街に出店することにより、近隣の住人の日常生活に溶け込むようなコミュニティーの場を目指すという。

 コンセプトは「京都のコーヒー職人の所作と移ろいゆく豊かな空間」。店名の「LABORATORY」には、「コーヒーで人を幸せにしたい」という同社の思いを具現化する実験店舗という意味を込めた。大きなガラスのファサードから自然光が差し込むモダンな店内の中央には、コーヒー豆の貯蔵庫「蔵」を、奥にはガラス張りの焙煎(ばいせん)室を設置し、どこの客席からもコーヒー職人の所作が見えるようにデザイン。和紙を使った壁面、京都の廃線市電の敷石を使った床材など、「伝統と革新を融合した空間に仕上げた」という。店舗面積は約60坪。席数はカウンター16席、テーブル42席。

 ドリンクは、店内でローストするシングルオリジンやブレンド常時21種類のコーヒーをラインアップ。味わいや産地情報をまとめたオリジナルチャート「FLAVOR COMPASS」から「軽め」「しっかり」「酸味」「苦味」など客が好みを伝えると、JLAC(ジャパン ラテアート チャンピオンシップ)で優勝経験を持つ衛藤匠吾さんをはじめとしたバリスタが、豆のセレクトから抽出方法までを提案する。紅茶、ソフトドリンク、コーヒーを使ったカクテル、クラフトビール、ワインなども用意する。

 フードは、代々木上原のフレンチ「メゾン サンカントサンク」などを手掛ける丸山智博さんが監修。コーヒーとのマリアージュを意識した炭火焼きをコンセプトにメニューを開発した。

 モーニングは、池尻大橋TOLO PAN TOKYOの山食パン2種から選べる炭焼きトーストセット(ドリンク付き、890円~)をはじめ、グラノーラ、パウンドケーキなど。ランチは、「ハーブ鶏もも肉の炭焼きグリル焼き野菜添え」(ライスまたはパン、ドリンク付き)、「季節のファーマーズサラダプレート炭焼きパン添え」(ドリンク付き、以上1,480円)を用意。

 カフェタイムは、「自家製プリン マスカルポーネクリームと果実添え」「京都宇治和束町産抹茶のガトーショコラ」(以上580円)などのスイーツやスナックを提供。ディナーは、「季節野菜のピクルス」(500円)などの冷菜をはじめ、「宮崎産森林どりもも肉の炭焼きグリル」(1,380円)、「本日の炭焼き野菜3種盛り合わせ」(780円)などの炭焼きオープン料理を中心にラインアップする。

 同社総合開発部部長の新田哲志さんは「桜新町の方たちの開かれたコミュニティーの場を目指している。お子さんから年配の方まで、普段の生活の中で気軽に利用していただければ」と話す。

 営業時間は7時~22時。

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