アイスホッケー教室「TK HOCKEY 2020-21 冬期スクール in東京」が12月14日、二子玉川ライズ スケートガーデン(世田谷区玉川1)で開講した。主催はTK HOCKEY。
同団体は、ホッケーコンサルタントでホッケーコーチの黒川太郎さんが代表を務め、アイスホッケーを通じた人材育成を目的に、国内外でのアイスホッケーキャンプ、国際大会への小中学生チーム派遣などを行っている。今回の二子玉川ライズ スケートガーデンでのスクールは、これまでリンク枠が少なく実現できなかった東京をはじめ関東圏での初開催となる。「都心では場所が限られ氷上練習の機会が少ないため、都会の真ん中でこういう機会を提供できるのはうれしい」と黒川さん。
スクールは、小中学生のスケート経験者を対象に、海外の練習方法やアプローチを採用した少人数制のプライベートグループレッスン形式で実施。商業施設内のリンクでは安全面を考慮し、競技で使用されるパックを使うことができないため、エッジワークやバランス強化などのスケーティングや、世界最高峰のNHL(ナショナルホッケーリーグ)の練習でも使われるゴム製のリングを使ったハンドリングやパックプロテクションのドリルを中心としたレッスンでスキル向上を目指す。今回は、子どもたちのニーズを把握するため試験的に6回開き、来年からは毎週定期的な開講を目指すという。
黒川さんは「今回通り掛かりの親子が練習を見ていく姿が多く見られ、都心でスクールを開くことがアイスホッケーに興味を持ってもらうきっかけづくりになるのではないかと思った。アイスホッケーは仲間づくりにも最適で一生のスポーツにもなる。高学年や中学生にとっても難しい内容の練習もたくさんあるので、スキル向上を目指して参加してもらえれば」と話す。