日本最大級の子ども映画祭「キネコ国際映画祭」が11月3日から、二子玉川駅周辺で開催される。主催は一般社団法人キネコ・フィルム。
世界各国からさまざまなジャンルの「今、見せたい映画」を集め、子どもたちの年齢に合わせて上映する同映画祭。世界の三大映画祭の一つ、ベルリン国際映画祭の児童映画部門の協力を得て1992(平成4)年に創設され、今年で28回目を迎える。昨年は新型コロナウイルスの影響に伴い二子玉川での開催は中止となったが、今年は感染症対策に十分な配慮を施し、安全に楽しめる環境を準備した上で実施することに決めた。
今年のテーマは「映画で街をひとつに」。従来の109シネマズ二子玉川、iTSCOM STUDIO & HALL二子玉川ライズのメイン会場に加え、二子玉川商店街、玉川高島屋S.C、楽天クリムゾンハウスでの映画上映も企画し、二子玉川の街全体で映画祭を盛り上げていくという。
今年も同映画祭の特徴の一つでもある、海外の長編・短編コンペティション部門の最優秀作品(グランプリ)を選定する子ども審査員「キネコ審査員」を募集する。一昨年は、15人の小学生4~6年生が審査員として参加。子どもたちだけで行う審査会議は5時間にもわたり、全員が納得するまで協議し、グランプリ作品を選定した。審査員はオープニングイベントの登壇をはじめ、映画祭アンバサダーとして、世界各国の映画関係者やゲストとの交流会に参加。審査員限定のワークショップでは、手持ちアニメーション作品を制作し、クロージングセレモニーで披露して映画祭を盛り上げた。
同映画祭広報担当の上田芙雪さんは「今回も、好評の野外上映をはじめ、アウトドアイベントやワークショップなど、親子で楽しめるさまざまなイベントを準備している。映画祭のアンバサダーとして貴重な体験ができるので、気軽に応募してもらえれば。今年のテーマ『映画で街をひとつに』の下、映画祭を一緒に盛り上げてほしい」と話す。
参加条件は小学校4~6年生。参加無料。応募期間は8月28日~10月2日。