地元産ビールや食べ物などを楽しむイベント「TAMAGAWA Brew(タマガワ ブルー) Vol.4」が10月8日・9日、多摩川河川敷・世田谷区立兵庫島公園(世田谷区玉川3)の水辺空間で開催される。主催は一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツとTAMAGAWA BREW事務局。
「たまがわをたくらむ」をコンセプトに、イベントに来た人も普段通り遊びに来た人も、同じ水辺の空間で共存して楽しめるような豊かな多摩川の風景を醸成することを目的に、2018(平成30)年6月に二子玉川の住民ら有志の発意で始まった同イベント。2019年の台風19号による兵庫島公園一帯の被害に加え、新型コロナウイルスの影響による延期を経て3年ぶりの開催となる。
同実行委員でふたこ麦麦公社代表の市原尚子さんは「かつて同イベントに関わってくれた仲間や、水辺で実現したい企画(=たくらみ)を持ち込んでくれる新たな仲間と一緒に、再び『TAMAGAWA Brew』のともしびをともし続けたいとの思いから、リスタートを決めた」と話す。「今回ならではの景色をつくりたい」と、築堤工事中の兵庫橋の橋桁にスポットライトを当て、「変化していく多摩川の今しか楽しめない風景を演出する」という。
会場にはキッチンカーが出店し、二子玉川の地ビール「ふたこビール」など多摩川にゆかりのあるドリンク・フードの販売、ワークショップ、音楽ライブ、たき火など、さまざまなコンテンツを用意する。
ドリンクは、二子玉川のローカルクラフトビール「ふたこビール」をはじめ、ファントムブルワリーの「ゐのすビール」、Selfcaretea(セルフケアティー)の「オーガニックハーブティー」、キューバミントを使った「モヒート&ラム酒バー」など日によって変わる。夜にはたき火バーも用意。
フードは、イベントや風土に合わせたカレーを提供する「カレージョッキー」、アフロキャベツを使った「餃子(ギョウザ)&ザワークラウトスープ」、上野毛のフレンチビストロ「トワプティルー」などが日替わりで出店する。
アクティビティー、ワークショップは、「スラックライン体験」「ダンボールボート&カヌー体験会」「石花(ロックバランシング)の楽しみ方」、建築現場で出る廃材を使ってオリジナル作品を作る「トンカチ村」など。
市原さんは「普段は何もない多摩川の河畔が、ちょっとしたことで楽しい風景が広がる場所に変わることを知ってほしい。家族や友人と一緒に日常にない景色を楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は11時~20時。雨天中止。