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二子玉川で「キネコ国際映画祭」開催へ 3年ぶりに屋外上映も

前回の映画祭の様子

前回の映画祭の様子

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 「キネコ国際映画祭」が11月2日、二子玉川駅周辺で始まる。主催は一般社団法人「キネコ・フィルム」。

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 ベルリン国際映画祭/児童映画部門の協力を得て1992(平成4)年に創設し、世界各国からさまざまなジャンルの「今、見せたい映画」を集め、子どもたちの年齢に合わせて上映する同映画祭は今年で29回目。期間中、二子玉川の街全体で映画祭を盛り上げる。

 「二子玉川の街が映画館になる」をコンセプトに、作品上映、ステージイベント、ワークショップ、アウトドアイベントなど、親子で楽しめるプログラムを用意する。映画上映は、109シネマズ二子玉川、iTSCOM STUDIO & HALL二子玉川ライズをメイン会場に、パティスリー「シュクレベール」、ふたこビール醸造所、多摩川河川敷(二子玉川公園前)で行う。

 同映画祭ジェネラル・ディレクターは今年で14回目の参加となる戸田恵子さん、プログラミング・ディレクターは中山秀征さん、スペシャル・サポーターは高橋克典さん、横山だいすけさん、イモトアヤコさん、井ノ原快彦さんが務める。

 上映作品は、国内外の注目作品、アニメーション、ドラマ、ドキュメンタリーなど長編・短編合わせて19カ国45作品。うち21作品は同映画祭独自の上映スタイル「ライブシネマ(生吹き替え)」で上映する。戸田恵子さん、横山だいすけさん、高橋克典さんも一部上映作品でライブシネマに出演する。前回新設した「ティーン部門」では、コミュニケーションディレクターの森本千絵さんをプログラミングディレクターに招き、ジェンダー、思春期の悩みなどを描いた9作品を上映する。

 3年ぶりに復活する「Mizbering Theater(水辺上映)」では、夢に一途(いちず)な仲間たちのミュージカルアニメーション「シング:ネクストステージ」(3日)、人生のきらめきを見つける物語「ソウルフル・ワールド」(5日)を上映する。

 二子玉川公園で行う「KINEKO EXPERIENCE(キネコ エクスペリエンス)」は、ワークショップやアウトドア体験など、親子で遊んで学べるプログラムを用意する。

 世田谷区大蔵の国立研究開発法人国立成育医療研究センターと共に、病気や障害に立ち向かう子どもたちに映画を届ける「ホスピタルプロジェクト」にも取り組む。タブレットから同映画祭で上映した映画を鑑賞できる試みで、入院している子どもたちに映画を通じて、喜びや感動、学びなどの体験を届ける。4日はフリーアナウンサーの笠井信輔さん、釜山国際子ども・ユース映画祭ジェネラル・ディレクターのイ・ソンギュンさんをパネリストに招き、子どもの映画の未来を考える「1Day プロフェッショナル カンファレンス」を開催する。

 同映画祭広報担当者の細川朋子さんは「二子玉川の街全体で楽しめる映画祭にしていきたい。映画を通じて、子どもたちがまだ見たことのない世界や文化を知るきっかけになれば」と話す。

 鑑賞料金は、18歳以上=1,000円、3歳~17歳=500円。11月6日まで。会場は、iTSCOM STUDIO & HALL二子玉川ライズ、109シネマズ二子玉川、パティスリー「シュクレベール」、ふたこビール醸造所、多摩川河川敷(二子玉川公園前)。

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