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イラストレーターが描く子ども服、世田谷で初の展示会-名入れも

乗り物や動物など子どもの好きなイラストを描いたTシャツ

乗り物や動物など子どもの好きなイラストを描いたTシャツ

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 世田谷美術館分館、清川泰次記念ギャラリー内区民ギャラリー(世田谷区成城2、TEL 03-3416-1202)で6月13日から、子ども服ブランド「ジュテーム アントニオ モンヌヴ」が初の展示会を開催する。期間中、展示品は販売もする。

運動靴も一点一点手描き

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 イラストレーターのチャンミイさんによる子ども同ブランドは、直訳すると「私のかわいいおいっ子アントニオ」の意味。叔母になったチャンミイさんが、親とも祖父母とも違う視点から「かわいい」を提案し、0歳から3歳児向けにTシャツや靴など、一点一点手描きで制作している。

 もともと児童書や服飾関係のイラストを描いていたチャンミイさん。子ども服のデザインを手掛けるようになったのは、現在2歳になるおいっ子アントニオ君の誕生がきっかけだった。生まれてくるおいっ子のためにベビー服をそろえようとしたが、着せたいと思うものが見つからなかったという。そこで、胎内エコーの4D写真から起こしたイラストをスタンプにして肌着やおくるみに押したところ、医師や助産師の間で好評を博した。

 その後も、アントニオ君の興味のあるものを中心にイラストを描き、作品に仕上げてきた。「ぐずって着替えをしないときも、お気に入りのドクターイエローをあしらったTシャツだけは着てくれた」とチャンミイさんは顔をほころばせる。作品は全てアクリル絵の具による手描き。「子どもは興味の対象がどんどん移り変わっていく。感覚に旬なものを着せてあげたいので、印刷を待っていたら間に合わない」と手描きにこだわる理由を話す。

 今回出展するのは、0歳から3歳児向けのオーガニックコットン仕様のTシャツ(サイズ80~110、2,500円~)、靴(15センチメートル~16.5センチメートル、2,500円~)と布製の手提げバック(2,000円~)など60点ほど。購入した作品にはデザインの一部に名前を入れてもらえる。

 「外で遊ぶ子どもの服はすぐ汚れてしまう。でも、おしゃれもさせたいという方に、ぜひお子さんと一緒に来ていただいて、子ども目線で選んでほしい」と話すチャンミイさん。今後アントニオ君の成長に合わせて「作品も進化させていきたい」とも。

 開催時間は10時~18時(最終日は17時まで、入場は終了の30分前まで)。6月17日まで。当日「二子玉川経済新聞を見た」と言った来場客先着30人にオリジナルステッカーの進呈も。

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