世田谷・瀬田の瀬田温泉「山河の湯」とこどものあそびば「ピアレッテ」(世田谷区瀬田4)が5月12日、閉館する。
両施設が入居する瀬田パークアベニューは、ショッピングモールとして1980(昭和55)年に開業した。両施設の閉館は、入居する建物の老朽化などによる建て替え工事に伴うもので、建て替え後は再開しない予定。会員制スポーツクラブ「ザ・スポーツコネクション」は、新しくなった建物で再開業する。
瀬田温泉「山河の湯」は、1997年オープンした。豊富な湯量(毎分350リットル、湯温45.5度)を背景に、都内では珍しく加水を一切しない「100%」天然温泉で、寝湯とジャグジーは「源泉掛け流し」や自然木に囲まれた水着で入る「混浴露店風呂」が特徴。「東京都内で天然温泉を楽しむという新しいレジャーを提案したオープン時から15年がたった。閉館を惜しむ声を多くのお客さまより頂いており、中にはお手紙をくれた小学校低学年くらいのお子さまもいた」と同温泉の永島支配人。「最後のGWとなるので、ぜひ世田谷の天然温泉に入りに来てください」とも。
こどものあそびば「ピアレッテ」は、教育玩具、育児用具、教具などの輸入・開発・販売などを手掛けるボーネルンド(渋谷区)と協業して、2007年にオープン。1200平方メートルあるフロアにデンマークの最新体育理論に基づいて開発された8つの遊具が並ぶ。閉館後は、全国17カ所あるボーネルンドの直営店「キドキド」で同様の室内遊び場を楽しめる。
閉館に向け、閉館キャンペーンを実施する。瀬田温泉では、通常2,300円の入館料を土曜・日曜・祝日=1,900円、平日=1,700円、全日21時以降=1,260円)に割り引くほか、4月・5月の土曜・日曜・祝日に、同温泉の「名物」である庭の混浴大露天風呂でのキャンドルナイトを実施する。ピアレッテでも、子どもの入場料600円が500円となる。
開館時間などは公式ホームページで確認できる。