世田谷・瀬田小で開校60周年イベント-「タイムカプセル」開封、模擬店など

コンクリートで埋蔵された「開校60周年タイムカプセル」と横須賀正寿実行委員長

コンクリートで埋蔵された「開校60周年タイムカプセル」と横須賀正寿実行委員長

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 世田谷区立瀬田小学校(瀬田2)で6月22日、開校60周年を記念した地域向けイベント「タイムトラベルフェア」が開催され、卒業生約600人が残したタイムカプセルが開封される。

同校「おやじの会」お手製の60周年を祝うパネル

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 来年2月に開校60周年を迎える同小は、1879(明治12)年「瀬田用賀」(現・玉川台1)の地に開いた「京西尋常小学校」と、同校の「二子玉川分校」(現・二子玉川小学校)の在校生増加に伴い、1954(昭和29)年に創立された。

 同イベントを主催する実行委員会は、教職員、PTA、おやじの会などの学校関係者12人で構成され、瀬田町会、瀬田商店会、瀬田囃子保存会、瀬田サッカークラブ、玉川台児童館など、地域の団体の賛同と協力も得て、地域一体となって開催する。

 イベントの「目玉」は10年前の在校生が残した「タイムカプセル」の開封で、1993年(40周年)と2003年(50周年)の記念イベントに続き3度目となる。今回は2003年11月22日付けで当時の在校生約600人と教職員などから集めたはがきサイズの「開校60周年へのメッセージ」を入れた「UFO型のタイムカプセル」を掘り出す。同タイムカプセルは現在、校舎1階の職員室前にある花壇の一隅にオブジェのようにコンクリートでふたをされており、イベント当日はこのコンクリートをハンマーで砕いた後に掘り出し、ステージ上で開封し、本人へ返却する予定。

 現在、当時の担当教員らが同イベントの開催について全児童へ連絡しているといい、中には直接元生徒へ手紙を出す教員も。ほかにフェイスブックや口コミを中心に利用して周知に努めており、同実行委員長の横須賀正寿さんは「できる限り全員に返却したい」と話す。前回の50周年の際には卒業生ら約150人が集まったという。

 当日は、正午から校庭にやきそば、フランクドッグ、赤飯、かき氷、綿菓子などの「模擬店」、輪投げ、シュートチャレンジ、綱渡りなどの「ゲームコーナー」、お休み処「せたーばっくす」を開設。13時30分から「特設ステージ」で瀬田囃子、子どもみこし、おやじバンドによる演奏がある。「教職員によるパフォーマンス」も準備中で、内容は「当日のサプライズ」。

 親子3代で「瀬田小生」という横須賀実行委員長は「先生方のご協力を核に地域全体で盛り上げる。誰でも楽しく参加できるので、別の学校に通っている方もぜひ遊びに来てください」と来場を呼び掛けている。

 開催時間は12時~16時30分。タイムカプセルの開封は15時30分~を予定。場所は同小学校の校庭(雨天は体育館)。

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