世田谷区の「商店街振興組合上野毛商和会」は8月2日、等々力通りで「2014かみのげ サマーフェスティバル」を開く。
東急大井町線上野毛駅を中心に広がる同商店街の現在の加盟店数は約140。エリア内に大型商業施設が少ないことから、住宅街と駅、商店が密接している立地が特徴。街で開かれる各イベントも自治体や学校、住民組織が一体となった「実行委員会」形式で行っている。
毎年恒例「かみのげサマーフェスティバル」も、同商店街の青年部を中心に近隣住民や学校など、「垣根を越えた」(同実行委員長の横澤英一さん)協力を得て進めている。来場者数は毎年平均500人ほどで、昨年は「未来へ歌い継がれるわれらが街の歌を」と同商店街公式ソング「かみのげの唄」を制作。同フェスティバルで初披露し、参加者らと熱唱した。
内容は、約30の模擬店、フラダンスやミュージックライブなどステージのほか、同フェス名物となっている「さわやか信用金庫上野毛支店杯つなひきトーナメント」を開催。8人ずつチームに分かれ、優勝チームには賞品として商品券3万円が贈られるという。
「毎年家族連れに大好評」という「子どもの遊び場」には、NPO法人「プレーパークせたがや」が来場し、道路のラクガキ、石に絵を描くストーンペインティング、プールを設置した水遊び、水鉄砲作りなど「遊びの出前」を行う。
「模擬店などは商店街加盟店に限らず、さまざまな地域からの参加を受け付けている」と横澤さん。「住民が増えている上野毛の街全体の知名度を上げ、全国に発信できるようなイベントに育てていければ」と意欲を見せる。
開催時間は12時~18時。小雨決行、荒天の場合は翌日に延期。