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世田谷児童絵画展、受賞作品決定-初の最優秀賞は千歳烏山「寺町さんぽ」に

表彰式の様子(10月11日14時ごろ)

表彰式の様子(10月11日14時ごろ)

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 住宅会社「伊佐ホームズ」(本社=世田谷区瀬田2、TEL 03-3708-3313)が主催する世田谷児童絵画コンクール「ぼくの町、私の好きな場所、絵画展」が現在、同社の「ギャラリー櫟(くぬぎ)」(目黒区東が丘)で開かれている。

入賞作品(中央が最優秀作品)

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 9月1日から17日まで、同区在住または区内小学校に通学する児童を対象に作品を公募した同展。「子どもたちに絵を描く喜びを味わってほしい。自分の街を歩くことで世田谷の魅力を再発見し、絵に描いて全国へ発信することで地域発展につながれば」と伊佐社長の「長年の夢」をかなえるかたちで創設した。

 第1回の応募総数は330点で、入賞作品は全30点(最優秀賞1、優秀賞2、準優秀賞=長谷川町子賞1・皆川明賞1・伊佐ホームズ賞1、入賞23)。ほかに「あまりにも素晴らしい作品が多かったため」、急きょ特別賞1点を追加した。同ギャラリー内の壁面に全応募作品を展示している。

 最優秀賞は給田小学校3年生中尾謡さんの「寺町さんぽ」。中尾さんは表彰式で「家の近くの公園。池がきれいで、コイやカメがいて見ていて楽しいから」と「好きな場所」である理由を話し、審査委員からは「少年時代の絵心が鮮明によみがえってくる。筆づかい、構図、色彩ともに骨太でこのまま育ってほしい」とのコメントが寄せられ、同賞選出の理由が明かされた。

 審査委員の一人、都市プロデューサーで多摩大学の望月照彦教授は「子どもたちが好きな場所は、都市の中でも伝統のある場所、自然のある場所だということがわかる。地域の企業が子どもたちと一緒に地域を育てて行く視点が大切で、その基盤となる絵画展になれば」と話し、伊佐社長も「世田谷の名物絵画展となるように続けていきたい」と来年以降への意気込みを見せる。

 開廊時間は10時30分~17時30分(最終日は16時まで)。水曜定休。入場無料。今月27日まで。

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