世田谷区の瀬田交差点近くの環八通り沿いに12月13日、ホメオパシーの普及を推進する「豊受オーガニクスショップ&レストラン」(世田谷区玉川台2、TEL 03-5797-3252)がオープンした。
同店を運営するのは日本豊受自然農株式会社。2011年11月に設立された同社は2004年、由井寅子社長が現在本社を置く静岡県函南町に約540坪の畑を借りて農薬、化学肥料、除草剤を一切使わない野菜とハーブを作ったことが始まり。
「同種療法」などとも呼ばれるホメオパシーを英国で学んだ由井さんは、1997年から本格的に日本で活動を開始。その中で、一向に症状に改善が見られないケースの原因に食環境があると考え、無農薬栽培の野菜作りを自らの手でスタートしたという。現在は静岡の函南農場で約20種類の野菜を作るほか、北海道の洞爺農場6000坪で約40種類のハーブを栽培し、同農場産作物を使用した化粧品などの加工品も製造・販売する。
今回、首都高速用賀PAから近く、静岡の農場からのアクセスが良好な同所の4階建てビルの3フロアを借り上げ、同社のコンセプトの普及・推進を図る都内の拠点とした。1階には生鮮品や加工食品、生活用品、化粧品などのセレクトショップ「豊受オーガニクスショップ」と和食料理店「豊受オーガニクスレストラン」を開き、2階には同社事務所と社員食堂、3階には「ホメオパシー統合医療専門校」事務局と教室、健康相談会などを開く「日本ホメオパシーセンター」を置く。
13日にオープンした和食レストランは、カウンター席と4人掛けテーブル席2卓と6人掛けテーブル席が2卓で約30席を用意する。ランチメニューは「日替わりどんぶり膳」(852円)、「釜揚げどんぶり膳」(1,000円)、ディナーには一品料理(600円~)のほかセットメニュー(1,200円~、以上いずれも税別)など。レストラン内には「ハーブカクテル」各種を提供するスタンドバーも設ける。
レストランの営業時間は11時30分~14時(昼の部)、17時~21時30分(=夜の部)。月曜・火曜定休。