見る・遊ぶ 学ぶ・知る

「紙1枚」で世界一に―東京都市大で学生「紙ヒコーキ」世界大会の地方予選会

前回(2011年)の日本決勝大会の様子

前回(2011年)の日本決勝大会の様子

  • 0

  •  

 東京都市大学の世田谷キャンパス(世田谷区玉堤、TEL 03-5707-0104)で2月24日、「Red Bull PAPER WINGS Japan Qualifier」が開かれる。

前回の世界大会の様子

[広告]

 同大会は、世界中の大学生が参加できる「自作紙ヒコーキ」の世界大会の日本における予選会の一つ。清涼飲料メーカーのRed Bullが3年に1度開催している。2006年には世界48カ国、2009年は85カ国、2012年は83カ国で実施され、2015年の今大会では85カ国以上が参加を予定。

 競技は、「Longest Distance(最長飛行距離)」「Longest Airtime(最長飛行時間)」「Aerobatic(曲技飛行)」の3カテゴリー。「日本紙ヒコーキ協会」によって規定されたオフィシャルルールに従って、世界中で同じルールで競技を進める。

 「最長飛行距離」と「最長飛行時間」のルールでは、公式A4紙を使用して、その場で作成した紙飛行機で競う。作成方法は「折り曲げることのみ」。紙を破ったり切ったり、のり付けして作成するなどは禁止となっており、投てきは1人で行う。「曲技飛行」では、使用する用紙の規定がない。事前に作成した紙飛行機を使い、1分間の「パフォーマンス」を披露。過去の大会では「シャボン玉と紙飛行機の競演」などもあり、投てき時のパフォーマンスや全体としての芸術性・創造性の高さが評価の対象となる。

 日本では各地方予選が1月31日の中部予選を皮切りに始まっており、全国11会場、累計1000人以上が参加予定。各予選会の3カテゴリーの優勝者33人が、3月15日に神戸空港の格納庫で行われる日本決勝大会「Red Bull PAPER WINGS JAPAN FINAL」に出場する。同決勝大会で優勝した学生3人が、5月8日・9日にRed Bullの本社があるオーストリアで行われる世界大会「Red Bull PAPER WINGS 2015 World Final」へ出場する権利を得る。

 東京都市大学が予選会場になった経緯について、同コンテストを運営する学生実行委員会の我如古(ガニコ)さん(神田外語大学4年)は「昨年の同学の学園祭で鳥人間部がユニークな展示をしており、飛行機つながりで実行委員が声を掛けたところ興味を持ってもらったため」と明かす。

 参加人数は100人程度を見込んでいる。前回の世界大会で日本代表の最高順位は4位。前回大会では世田谷区内からは世界大会への出場者は出ていないといい、「紙1枚で世界一になれるチャンス。ぜひ多くの学生に挑戦してほしい」と予選大会への参加を呼び掛ける。

 参加資格は、大学生および専門学生(要学生証)。事前にホームページでエントリーを受け付ける。当日参加も可。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース