世田谷区内に所在する国士舘大学・駒澤大学・昭和女子大学・成城大学・東京都市大学・東京農業大学は新年度4月から、大学間で相互に教員を派遣し、授業を担当する連携授業事業を実施する。
同6校は「世田谷6大学コンソーシアム」と称し、2001年12月に締結した「相互協力協定」に基づき、世田谷区に集積して所在する利点を生かし、教育・研究の交流による相互啓発と地域社会へ貢献することを目指している。これまでも、2003年度から図書館の相互利用などを行ってきた。
今回、新たな展開として行う同事業は昨年10月10日に同大学間で合意されたもので、学生に多様な学習の機会を提供するとともに、教育・研究の交流によって教員や大学の相互啓発と教育の質の向上に役立てることを目的とする。
2015年度の実施内容は、国士舘大学=「エネルギー資源科学」(教員派遣大学=東京都市大学)、成城大学=「バイオテクノロジーと生活」(同東京農業大学)・「エネルギー資源科学」(同東京都市大学)、東京都市大学=「古代エジプト学」(同駒澤大学)・「民俗信仰論」(同成城大学)、東京農業大学=「食料資源の経済学」(同成城大学)。
今後は、協定大学間での単位互換制度も検討していく予定。