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祖師ヶ谷大蔵「A+K cafe」、開店から半年-建築士が開業、空間にこだわり

開店から半年たった祖師ヶ谷大蔵にあるA+K cafe

開店から半年たった祖師ヶ谷大蔵にあるA+K cafe

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 世田谷・砧にカフェ「A+K cafe(エーケーカフェ)」(世田谷区砧7、TEL 03-3416-3909)がオープンして半年がたった。

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 店主の栗原さんは二級建築士の資格を持ち、住宅プロデュース会社数社を経て独立開業した。内装設計は、店舗内装業者ではなく住宅設計を手掛ける建築家に依頼。「コンクリート打ちっ放しのモダンで無機質な空間に有機質な温かみのある木を用いてモダンとナチュラルを融合させたい」と、「カフェらしいカフェではなく、リビングとしても成立するようなシンプルだけど温かみのある空間を目指した」という。テーブルや本棚などの家具にもこだわった。「一人でも周りを気にせず、のんびり過ごしていただきたい」と、窓際に席数を抑えた長いカウンターを設置。カウンターの木(タモ)を木目が縦方向になるように細かく張ることで、座った人の目線を縦に向けて、隣り合って座ってもプライベートな空間を感じられるように演出した。

 コーヒーは、「堀口珈琲工房」(本店=世田谷区船橋1)の豆をドリップした「ブレンド(深いり)」(カップ=500円、マグ=600円)、「ブレンド(中いり)」(カップ=500円、マグ=600円)、「今月のおすすめコーヒー」(550円)など。お茶は、吉祥寺のフレーバーティー「おちゃらか」(武蔵野市吉祥寺本町3)から仕入れる。静岡県産の川根茶をベースにブレンドした日本茶のフレーバーティー。緑茶フレーバーティー(夏みかん、巨峰、ラ・フランス、各600円)、ほうじ茶フレーバーティー(焼きリンゴ、チョコミント、はちみつグレープフルーツ、各600円)など。

 フードのオープンサンドは、マスタードバターを塗ったトーストの上の野菜をナイフとフォークで混ぜて食べる。「カリカリベーコンと目玉焼きのパリ風オープンサンド」「マスタードチキンときのこのイタリア風オープンサンド」「ミートソースと長ナスのボローニャ風オープンサンド」(本日のスープ、コーヒー付き、各850円)。ケーキは、同店オリジナルとして地元老舗洋菓子店の「コンディトライ・ニシキヤ」(祖師谷3)が作るレアチーズケーキ、チョコレートケーキ(以上400円)を用意。「甘さを抑えたシンプルな味」だという。

 オープン以来、平日は近隣に住む女性を中心とした大人が、週末は家族連れが多く訪れているという。「今後は、カフェとして地域に定着しつつ、住宅専門の建築家が手掛けた店舗内装などを通じて、建築家による家作りの良さも伝えて行ければ」と栗原さん。

 営業時間は10時30分~20時。火曜定休。

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