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用賀に「世田谷区不用品持ち込みスポット」が移転 リユースや2R啓発も

「エコプラザ用賀」外観

「エコプラザ用賀」外観

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 「世田谷区不用品持ち込みスポット」が5月9日、世田谷区の清掃・リサイクル普及啓発施設「エコプラザ用賀」(世田谷区用賀4)に移転オープンした。運営はジモティー(品川区)。

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 一昨年10月から今年3月まで、喜多見でリユース拠点「世田谷区不用品持ち込みスポット」の実証実験を行った世田谷区と同社。粗大ごみとして廃棄せざるを得なかった不要品を地域内で循環させる官民連携の新たなリユース拠点の仕組みづくりが目的だった。

 同社広報担当社の宮本亮さんは「期間中、4万5000点の不用品が持ち込まれ、約97%に当たる4万4300点をリユース品に転換し、譲渡・販売した。主要な品物を約1カ月間計量した平均値を基準重量として試算すると、約226トンの粗大ごみ減量に寄与することができた」と話す。

 移転オープンは、実証実験の実績が評価され、同社が世田谷区の「清掃・リサイクル普及啓発施設管理運営業務委託」の委託業者に選定されことから、「エコプラザ用賀・リサイクル千歳台」の受託運営を担うことになった。

 「エコプラザ用賀」では、リユース事業のほか、世田谷区が環境に配慮した持続可能な社会の実現を目指し2015(平成27)年に策定した「一般廃棄物処理基本計画」に基づき、Reduce(リデュース=発生抑制)とReuse(リユース=再使用)の「2R」の普及啓発を目的とした展示なども行う。「リサイクル千歳台」(千歳台1)では、2R推進を目的とした環境に関する講座、講習会のほか、ジモティーを使った子ども服のリユースイベントなどを開催するという。

 宮本さんは「地域内の資源循環を促進し、地元で個人・企業・行政が必要な物を互いに融通しあえる持続可能な社会の実現を目指していきたい。講座やイベントなどで気軽にリユース活動に参加してもらえれば」と話す。

 営業時間は、「エコプラザ用賀」=9時~17時、「リサイクル千歳台」=10時~16時。月曜定休。「世田谷区不用品持ち込みスポット」は要予約。

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