「ドナルド・マクドナルド・ハウスせたがや」が10周年-初の見学ツアーも

「ドナルド・マクドナルド・ハウスせたがや」の外観

「ドナルド・マクドナルド・ハウスせたがや」の外観

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 ドナルド・マクドナルド・ハウスせたがや(世田谷区大蔵2、TEL 03-5494-5534)が12月1日、開設から10周年を迎える。運営は、ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン(東京都新宿区、以下DMHC)。

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 DMHは、小児患者の付き添い家族が病院近くに低料金で滞在できる滞在施設。コンセプトは「Stay away from home-わが家のようにくつろげる第二の家」。困難な病気を患う子どもが入院する医療施設の近くに家族が安心してくつろげる場所を提供することで、患者家族の負担を社会全体で支援する仕組みづくりに寄与する。現在国内8カ所を含め世界300カ所以上で運営されている。

 「DMHせたがや」は2001年12月1日、全国から患者が訪れる国立成育医療研究センターの敷地内に国内第1号として設立。以後、寄付を受けて220人前後の登録ボランティアのスタッフにより運営されてきた。今年10月までの延べ利用家族数は約6800、延べ利用者数が1万7,138人に上る。

 12月4日~18日には記念イベントも開催。同施設としては初となる館内見学ツアーを実施するほか、地域にその活動を知ってもらいボランティア活動への参加や寄付を募るため、施設スタッフによる手芸教室(9日・16日の13時~14時)、アロマフェイシャルマッサージ(6日~8日の12時~15時)、紙芝居(10日14時)、バルーンショー(12日14時~14時30分)、ロレアル化粧品のタッチセラピー(7日14時~16時30分)などの参加無料プログラムも企画する。来場者全員にマックフライポテトSの無料券も配布。

 同施設マネジャーの峯田洋一さんは「興味を持って来場していただくだけで、ハウスへの支援になる。治療を受けている子どもとその家族の心身の負担を知ってもらい、サポートの必要性を伝えたい。期間中は館内のほぼ全域を見学することができるので、ひとりでも多くの方々に参加してもらえれば」と話す。

 参加無料プログラムへの申し込みは当日受け付ける。

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