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楽しい夏休みを世田谷で-福島の親子120人招待、寄付・協賛募る

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 福島県内で暮らす親子を世田谷に招き、リフレッシュ・保養してもらおうと市民らが企画した「ふくしまっ子リフレッシュ in 世田谷part2」が夏休みに行われる。主催は「福島の子どもたちとともに・世田谷の会」。

前回の様子(綱引きをする参加者たち)

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 世田谷区内外の20市民団体が連携して立ち上げた同プロジェクトは、世田谷区、同区教育委員会、世田谷ボランティア協会、同区社会福祉協議会が共催。春休みに開催した第1回には福島からの親子計49人が大蔵第2運動場(大蔵4)の宿泊施設に滞在し、区内各地のイベントに参加した。有志のボランティアと善意の寄付によって運営され、約370人の個人と30を超える団体・企業から寄せられた寄付金は総額約350万円に上った。ボランタリーのスタッフには延べ約100人が応じた。

 同企画の第2弾として「楽しい夏休みを世田谷で!」をテーマに掲げた今回は、8月12日~18日(6泊7日)と8月20日~25日(5泊6日)の2コースで計120人が参加する予定。福島県内の市民放射能測定所7カ所で参加を募ったところ、350人を超える応募があったという。宿泊場所は前回と同じ大蔵第2運動場宿泊施設と、同区立老人休養ホーム「ふじみ荘」(上用賀6)も加わる。内容は前回好評だったプレーパークでの外遊びや水遊びなどを取り入れる。

 同会副代表のあいぼしさんは「原発事故から1年4カ月がたち、放射線量を心配しながら育児に向かい合ってきた母親たちは疲れてきている。このリフレッシュ企画を続けることで少しでも気分転換を図ってもらい、世田谷にも心を寄せる仲間がいることを伝えたい」と話し、同企画の運営継続のために寄付と協賛を呼び掛ける。集まった寄付金は参加者の食費(朝・夕)や交流費などに充てられる。同会は前回の様子や会計報告、寄付金の振り込み方法などについてホームページで公表している。

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